小潮 | 晴れ | M港 | 月齢6.1 |
ヒイカリベンジ!・・・転じてプチオフA(またの名を土晩会(^_^)
「どうしてもヒイカが釣りたい!今度の土曜日どぉ?」
GHさんはじめBBSをご覧のミナサマに声を掛けたのがきっかけ(?)になり先週に引き続きM港のヒイカ釣りに行って来ました。
1週間かけて行った綿密な(笑)ミーティングと今朝方nhさんから頂いたメールに従いポイント決定。先週はタッチの差でおいしいポイントを取られて
しまったので早めに出発。
いつもの釣具屋に寄ると店長以下顔なじみの面々。エビ箱持ったオイラの手元を見つめ
「何釣るんですか?」と店長。
「ヒイカ。エビやけどブツ(エビ)とシラサ(エビ)のどっちがエエの?」と聞くと
「シラサです!ブツは小さいから(針に)刺しにくいですよ。」
おりょりょ、確か先週買った時はブツの方がエエって言わんかったかぃ?と思いつつもブツより割高のシラサを購入。ブクブク言ってる箱を車に放り込み
いざ出発です。
M港に着くと時間が早かった(16:30到着)せいか釣り人はまばら。しかも本命ポイントには誰も入っていなかったので思わずラッキー!
車を停めてライトを始めとする家財道具一式(笑)を並べていきます。場所取りも兼ねてるのでいつもより広〜くセット。明るいウチは何も来んやろと思い
つつも糸の先にはシラサエビ。タックルボックスの中には渓流セットしか入っていなかったのでヤマメ針にシラサを付けて放り込んでおきます。
通りすがりのオジサマ連中が「何が釣れるん?」「夜釣りでっか?寒いやろぉ?」などなど適当に相手をしながら日暮れを待ちます。
そして待ちに待ったゴールデンタイム突入!ワクワクしながら発電機のスターターを「エイヤ!」と引くと頼もしい排気音!家で試運転した時には
「デカイ音やなぁ。」
と思ったんですが、広々とした漁港では”ヘ”でもありません。海面を照らすライトの周りにイカ針をセットした仕掛けを投入して更にもう1本、早ぅ寄って来い!
ウキを見つめる端で目の前を次々と漁船が給油に近づきスロー航行。”目の前に停めんやろなぁ”とソワソワ。”やっぱココ船つなぎよんやろなぁ”と思っては
ソワソワ。
そうこうしながら見つめるウキに変化が現れました。潮に乗って流れていたウキが止まったかと思うと一瞬沈み、続いて”ペタン”と横を向いたのです!
「来た来たぁ!!」
”おりゃ!”と合わせると”スポッ”と上がるシラサちゃん。わちゃぁ〜、初めてのアタリだったもんで合わせそこなっちゃいました(泣)
その後アタリが来ないまま時は流れます。アタリを待ってると背後に車が。
「どうも、nhです!」
「どぅもぉ〜。」
「どないですか?」
「あきませんなぁ。色々タナも変えてやってみてるんですが・・・。」
「ま、これから潮も動き出すでしょう!でも・・・今日は(潮)濁ってますねぇ。厳しいかも・・・。」
車から重そうな発電機を担ぎ出しエンジン始動!そして次々と並べ始めたハロゲンランプの数はなんと5基!!しかも手元照明用作業灯付き!
「これ(発電機)って何キロくらいあるんです?」
「満タンやから65キロくらいですわ。」
「!」
やはり手を貸すべきやったと悔やみつつも準備が整いライトON!
これがウワサ(?)の2500Wパワーの明るさ!写真では暗く見えますが、現場は正に”昼間のごとき”
明るさでした。 |
「焚いたモン勝ちです!(明るさで)負けたらアカン思てますんで!」
恐れ入りました(;^_^A
「ヨソが気になりますねぇ、あっちの方が明るいような・・・。足らんかったら連れ呼びますから!」
さっきまで聞こえていたオイラの発電機の音が「静かやなぁ」と感じるくらいの爆音(笑)が響き渡り、真昼のごとく海面を照らすライトは実に頼もしい限りです。
ハスキーボイスのnh氏、聞けば9月からヒイカをやってるそうで、過去には水銀灯(!)まで焚いた事があるそうです(^▽^;)
しばしアタリの無いまま時は過ぎ・・・たかと思ってたらウキに変化が!先の失敗があるんでジックリ待って”ビシ!(のつもり)”と合わせると水面に吹き
出す水鉄砲!苦節(?)3週間(短か!)やっとの思いで釣れたのは!
やっとのヒイカ(火烏賊)ゲットです!!形は小さかったですが、嬉しかったぁ\(^o^)/
「でも私、写真映り悪過ぎますから・・・切腹ぅ!!(笑)」 |
初ヒイカゲットに喜びもヒトシオ、気分も乗って来たので冗談なんぞを言いながらノンビリとウキを眺めます。
しかし、今夜はホンマに潮が動きません。水中はモヤがかかったように白く濁り、いっかな動く気配が無いのです。しばし姿が見えないと思ったnhさん、
「あっちのオジサンはアジやってますわ。”イカはオマケでエエんや”そうです。でも、ええアジが上がってましたよ。」
「そっちの方が面白かったかもしれませんね。」
「誰かサビキ持って来てくれへんかなぁ〜。」
次回やる時はサビキの準備もして来ようと固くココロに誓ったオイラでした(笑)。
19時前になりGHさん到着、”ポッチャリクラブ1号、2号(笑)”と自称されるだけあってご一緒のハマーさんも堂々たる風格(ゴメンナサイ)。夜釣り慣れしている
両氏の装備もかなりの物で、発電機を始めテーブルにガスコンロにデラックスチェアーとかなりの豪邸。これで投光器は7基です!
軽い挨拶の後、激シブ状態であると説明し竿を並べます。
「ぎょぉ〜さん竿持って来ましたねぇ。」
「でも肝心の延竿忘れて来てるんです。買い物も釣具屋よかM○Xバリューの方が長かった(笑)んすよ。最悪朝までやれるくらい食い物ありますよ!」
のんびりアタリを待ちますがなぁ〜んも無し。そろそろ腹も減ってきたなぁと思っているとGHさん達がテーブルの上にガスコンロと焼き網をセットし始めました。
「飯食ってないんでしょ?何か焼きましょか?」
「ありがとうございます。でも今日は嫁さんが弁当作ってくれてるんすよ。」
と丁重にお断り。ウキを見ながら握り飯をかじっていると、またも水面に浮かび上がるカニの姿が!半ば弁当を放り出し(おいおい)タモ網つかんで無事ゲット!
「今日はカニの日やぁ〜!」 ←なかばヤケクソ(笑)
そうこうしていると
「シシャモ焼けましたよ。どうぞ、どうぞ!」
熱々シシャモは美味かったぁ、これで”泡出る黄色いノン”があればなぁと思ったのはオイラだけではないハズです(^_^)
お互いのスーパーショートカット(笑)談義に花が咲く両氏、
「帽子が引っ掛かるでしょう?」
「おかげでどんな風でも心配ありませんわぁ。」
「そうそう!マジックテープ(笑)ですからね!(爆)」
もう両氏の会話は漫才以上!大いに笑わせて頂きました。
しかし、ヒイカのアタリは単発そのもの。先ほどnhさんが上げたっきりまったくの無反応です。もしや今日もタッチーの日か?エギ用に細いリーダーを結んでたん
ですが、フロロの5号に結び替えてキャスト開始。明かりの切れ目辺りを引いてみると”ゴゴゴゴゴ!”と来るバイト!一瞬待って合わせると”グン!”と来ました!
「やっぱタッチーの日やぁ!」
「やっぱコイツのせいですか。」
「みたいですねぇ。」
こりゃ先週の再来か?こうなりゃタッチー連発しちゃる!とハリキるものの後が続きません。しばし続けてみますが反応無し。ムム、ますます釣り物が無くなって来た
様相です。
ルアーを投げたりウキを打ち返したりして時は過ぎ、次にご登場はkaririnさん。前回のプチオフでもお会いしていましたが、改めてご挨拶。
「どうですかぁ?」
「あきませんわぁ。」
「そんな事言わずに釣って下さいよぉ。今回の言いだしっぺなんですから。」
「いやイヤそんな、言い出しっぺなんて・・・。オイラはただ発電機でライトが焚きたかっただけ(笑)ですから・・・。」
背後に車が停まり、続いてのご登場はmkさん。GHさんとは顔ナジミらしく
「お世話になってます!」
と丁寧なご挨拶。
「あぁ、お世話じゃない、いつも見せてもらってます!」
「それはどうも、ありがとうございます!」
あまりの反応の無さ(しつこい?)に一同は”超”マッタリモード。アタリも出ないウキを見ててもしゃぁ〜ないわぁ、と思い思いに輪になっては釣り談義に花が咲きます。
ライトに照らされた海面に時折浮かび上がる魚の影にワッと寄ったり、ヒョロヒョロ浮かんでくるタッチーの前でルアーをヒラヒラさせてみたりしますが、見えてる魚ほど
釣れないものはありません。
「ま、ココアでも入れますわ。ホンマぐんたろさんがおらんかったら忙しぃて釣りになりませんわぁ。」
そう言いながらイソイソとみんなに暖かいココアを入れてくれて、体もホコホコ(●^o^●)
そうこうしているとポケットの中から聞こえるゴジラのメインテーマ。
「ドゥモです!ドナイでっかぁ〜?寒ぅないでっかぁ〜?」 ←相変わらずの高テンション。
「さっぱりですわぁ。体は寒ぅないすけど釣果は真冬ですわぁ〜。来てもろても焼くモン無いかもしれません〜。」
「とりあえず行きますわぁ〜。」
続いてのご登場は麦秋さん&鱒屋さん。アスリート系ランカーキラーとキュートな(?)キャラのご登場に人の輪は一気にそちらへ。初対面の方々とガッチリ握手の
麦秋さんは今朝もK川でシーバスランカーいわして来たそうです、う〜む、恐るべし。
対象的にプチオフ会の”アイドル的な存在(?)”になりつつある鱒屋さん、明かりの下に座り込んでワームをセットしていますがなかなかハカドラナイ手元にnhさんと
karirinさんが助け舟。
「コリャあきませんわぁ。ちゃんとフックが(ワームの)どこから出るか見て刺さんとぉ。」
「グルグル回りまっせぇ。」
等々、もひとつワームに慣れてないのか悪戦苦闘です。おまけに手元に集中するあまりロッドティップの行方は頭に無いご様子。nhさんの顔面付近をミギヒダリで
身軽にスウェーでかわすnhさんですが、見ているこっちはヒヤヒヤです。
やっとこセットが終わって立ち上がろうとすると
「あ!」 ”ドサ” 「キャ!」 ”ポト” 「やん!」 ”カラカラカラ・・・” ポケットから落ちたのを拾おうとする度に新たな物を落とし、それを拾おうとすると
更に次の・・・。挙句にボックスのジグヘッドは散り散りにコロコロ・・・。nhさんはライトを向けて明るくしてやり、karirinさんはせっせとジグヘッドを拾います。
「すみません、すみません!」
「ホラホラ、慌てなくてもイイですから。持ってってあげますから落ち着いて下さい。」
優しいnhさんとkaririnさんは鱒屋さんの家財道具を持って後をついて行ってあげてます。今夜も色々話題を提供してくれそうな鱒屋さんです(^_^)
22時前になり、やっとこご登場のぐんたろさん。オレンジのジャケットが今夜もマブシイです。ズラリと並んだライトを見るや
「スゴイですなぁ!何台出てるんです?(道路の)上から見たらスグ分かりましたわぁ。」
オイラのクーラーを挟んで右側にkaririnさん、nhさん。左側にGHさん、ハマーさん、mkさん、麦秋さん
が並びます。鱒屋さんはフットワークも軽くみんなの間をチョロチョロ。行く先々で騒動(?)を巻き起こし(失礼) さながら”ミニ台風(笑)”です。 |
と!ライトの向こうから突如上がる”黄色い声”。何事かと振り向くと何やらヒットさせた様子の主に駆け寄る一同。大ハシャギの鱒屋さんに
「何が釣れたんですか?」
「デカイハゼやなぁ〜。」
「どれどれサイズを測りましょう。ウン!86cm!(笑)」
デカハゼにメジャーを当てて一同爆笑。それを見ていたGHさん、遂にはジグヘッドにシラサを付けて(笑)足元を探り始めました。しばしその様子を見ていたんですが
何の反応も無いようでした・・・。
まったく動いてくれないウキを見続けるのも飽きたんで、タッチーでもとルアーをキャスト。みんなのウキ越しでは申し訳ないんで、一番端の暗がりの境目に移動です。
時折バイトはあるもののナカナカ乗ってくれません。すると鱒屋さん接近。
「今日は何を狙ってるんですか?」
「ヒイカなんやけどサッパシやから、せめてタチウオでもとやってるんですが・・・。(さっきの)ハゼでもエエアタリしたでしょう?」
「はい!”プルプル!”って来ましたぁ。」
のんびりトークしつつ反応を探りますが、なぁ〜んも無し!あきらめて釣り座へ戻って「もうこんなに吸ったの?」ってくらいのタバコにまた火を点けます(;^_^A
ふと振り向いて鱒屋さんを見ると、またしても明かりの下に座り込んで何やらお探しのご様子。
「どしたんですか?」
「糸が(シャフトに)絡まっちゃって。コレ(スプールと言います)外したら、小さいネジみたいなの(多分調整ワッシャーの事でしょう)が無くなっちゃって・・・。」
「ここ坂になっとるから転がるとしたらこっちやろけどなぁ?」
「(スプールを付けてみて)すみません!大丈夫みたいです。」
やれやれと釣り座に戻って振り返ると、まだ座り込んで地面を探っています。さながらコンタクトを探すかのような姿勢に思わず近寄ると
「大丈夫です!何でもナイです!」
慌てて立ち上がりそそくさとみんなの方へ。でも鱒屋さん、あん時何探してたんです?
あまりのド品果に開店休業状態の「喫茶(ホストクラブ?)ぐんたろ」の店内(笑) |
誰のウキも動きません。「どれ、エサでも替えてみるか。」と久々に(笑)エビを取替え打ち込んで流れにまかせます。と!今ウキが止まったような?ホレホレ横に
寝たやんかい!「ほい!」と合わせると久々の水鉄砲が”ピュッピュピュピュ!”
「久々やぁ〜。」
「粘った甲斐がありましたやんかぁ。」
「いがりさん!イカ焼きましょかぁ〜?」
「あの・・・、初物なんで家族にも食わしてやりたいんですが・・・。」
「そうでっかぁ〜。ほならコーヒーでも淹れましょかぁ。」
「すんません・・・。」
「”ポタポタ”ですか?」
「そうやぁ、”ポタポタ”言わなアカンねぇ。」
前回に続きあったか”ポタポタ(笑)”コーヒーで気分もあったかです(●^o^●)
タッチーでもおらんかいなとルアーをキャスト、すると足元ではnhさんのウキが何やら不穏な(?)動きをしています。
「nhさ〜ん!アタッてますよぉ〜!!」
遠くで話し込んでいた氏に声を掛けるとすっ飛んできて見事にゲット。しかも!
「沸いとる!沸いとる!!」
「エギ付けとる人来てぇ〜!!」
なんと水面付近にヒイカちゃんが群れになって浮き上がっているではあぁ〜りませんか!今がチャンスと一斉に駆け寄りエビ付きを放り込んだりエギを投入します!
挙句にワームを付けた麦秋さん&鱒屋さんまで駆け寄り投入(^_^) しかっし!この小ラッシュで数を伸ばせたのはnhさんただ一人でした。(泣)
「明日がツラなるどぉ〜。ちゅうかワシがツライどぉ〜。」
明日も早いのか麦秋さんに声を掛けられ、名残惜しそうな(?)鱒屋さんと麦秋さんが撤収。
「お先ですぅ〜、お疲れサマでしたぁ〜。」
さて、次回お会いした時に鱒屋さんはどんな話題を提供してくれるでしょう(^o^)
楽しい時間はあっという間、時計を見ると24時を回っています。mkさんと並んでキャストしていたGHさんの所へ行き状況を。
「あきませんねぇ。」
「ボチボチ引き上げようと思うんですが。」
「そうですねぇ。でも、これから良ぅなるかもしんかと思うとやりたい気もするんすが・・・。」
結局オイラのヒイカはたったの3杯(T▽T) |
釣れないイカに納得得イカないGHさんですが、渋々納竿を決意した様子です。撤収準備を始めたオイラ達を見て
「撤収ですか?もうこんな時間やん!」
と一同一斉に撤収開始。
「いがりさん!持って帰って下さいよ。」
「ありがとうございますぅ。」
なんとnhさんは7杯もゲットされていました!あの短いラッシュでここまで釣果を伸ばすとは・・・。
karirinさん、オイラもnhさんを師匠と呼ばせて頂きます! |
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GHさん、ハマーさんの「沖漬け」です。 |
道具を片付けていると
「カニやぁ!いがりさん、網ぃ〜!!」
「へ?」
声を聞いた時にはすでに網はぐんたろさんの手の中(笑)。
「よっしゃ〜!エエ形やぁ〜!!」
拾いに拾ったワタリガニです。
ちなみに小さいノンは今夜(19日)の晩メシ(いがり家特製水餃子)のダシになって 頂きました(^_^) |
今回のオフ会、もはや”プチ”とは呼べない規模になってまいりましたが、前回より更に”楽しく!濃い!!”(笑)オフ会になりました。
肝心の釣果はご覧のように最悪(泣)でしたがお互いの親交はシッカと深まったのではないでしょうか?しかし、あんだけ盛り上がったのにミナサマとの楽しかった
お話しの数々を書ききれないのがホントに残念です。次回のオフ会(え?やるの?(^▽^;)の時にはテープレコーダーでも持って行こうかしらん(^_^)