8月27日15:30〜28日6:00〜12:30 | 岡山県 S島他 | 晴れ後曇り、時々小雨 | 小潮 | 釣果:キス:37匹、青ベラ:キーパー2匹 |
岡山にて返り討ち?
8月になって赤穂でキスが釣れないとボヤいていると
「それならウチのクラブの大会に出ませんか?」
広島のGENさんのお誘いに乗って土曜の夕方岡山県某所入り。出発前、
「アナゴが釣りたい!食べたい!!」
散々GENさんを悩ませた挙句教えてもらったポイントに15:30到着。まだまだお日様も頭の上でアナゴタイムには早すぎる到着です。
恒例(?)のちょっとだけヒント(^_^) |
「そのポイントはイイダコも釣れますよ!」
赤穂ではやっとこ気配が聞こえ始めたばかり。昨年はまともにイイダコをやってなかったので久々にチャレンジです。
まずは市販ジグをセットして軽くキャスト。底の様子を手元に感じながらイイダコの気配を探ります。
目の前を”猛烈な!”勢いで走り抜ける船にラインを切られないかとヒヤヒヤしながらキャストを続けるも反応無し。
と!近くの桟橋でチョイ投げしてたオジサマの竿先にイイダコがブラ下がっているのを確認!いるとわかれば燃えて来るのが釣り人の悲しいサガ(;^_^A
今度は自作ジグを地面に置いてのフルキャストで広範囲を探っていきます。
しばし探っていると久々の感触が!
「お!?」
とばかりに合わせを入れると”ドン!”と乗っかる重量感!
「乗った、乗ったぁ!」
小さいながらも久々のイイダコ君です。 |
背後に建ってる病院の入院患者さん達の視線(笑)を感じながらキャストを繰り返し、なんとか7匹まで数を伸ばしたところで夕闇が迫って来ました。
イイダコ君の気配も遠のいて来たのでアナゴタイムに突入です。とりあえず2本針に”デッカい(笑)”青虫をチョン掛けして切れない
ように優しくキャスト。
・・・しかし、待てど暮らせどアタリは無く、増えていくのはタバコの吸殻ばかり。普段置き竿の釣りなんかやったことが無いオイラにとって、要領もわからず
ただ待つだけの釣りは退屈で仕方ありません。
何度も時計を見て、進まない時間と鳴らない鈴にタバコの箱は軽くなるばかり。やる事もないのでオムスビ2個とソーセージという質素な(笑)夕食もあっと
言う間に終わってしまいます。
とりあえず現状をGENさんにメールしてからしばし・・・
「どないですかぁ?」 ← とにかく元気なのです。
「あきませんねぇ。反応無しですわ。」
「そうですかぁ。もう少ししたら行けると思いますんで・・・。」
こりゃGENさんが来たらポイント移動するかもしれんなぁ、と仕掛けを回収すると・・・
「なんじゃコリャぁ?」
上がって来たのは待望のアナゴ君でしたが・・・
ご覧のとおり”ミミズサイズ”です(T▽T) |
「もうヤメじゃ!」
アキラメが早い(笑)オイラ、とっとと仕掛けを片付けてGENさんの到着を待ちながらの夕涼み。吹いて来る夜風は心地良く、釣りにも行かないのに
4時に目が覚めてしまった(笑)影響もあってか眠気も少々。なかばウツラウツラしていると見覚えのある”真っ赤に燃えるニクいヤツ(笑)”
「どうも、お久しぶりですぅ!」 ← 相変わらずのハイテンションです(^_^)
久々の再会に眠気も吹き飛び、ポイント移動がてらラーメン屋で二度めの夕食です。
移動したポイントは明朝渡船が出る港。常夜灯に照らされた桟橋には何組かの家族連れが夏休み最後の週末を夜釣りで楽しんでいる様子です。
「ここではアナゴはやった事がないんですが・・・。」
まぁ、とりあえずやって見ましょう!と浮き桟橋にショートロッドを持ち込んでアナゴの気配を探ります。
周りで竿を出してる人達も何を狙ってるのかわからないくらい多種多様。玉網かついで浮いてるサヨリを追っかけ回してるおばチャン(失礼)や、電気浮きに
”ベロ〜ン”と青虫ぶら下げてる人もいましたが、誰の竿も曲がる気配がありません。
時折竿に付けた鈴がカワユく(笑)なりますが、本命ちゃんではない様子。
そう、結局アナゴどころか、魚らしき反応そのものがありませんでした(合掌)
朝から晩までアオリをやってて体力限界(?)のGENさんも23:00頃一時帰宅(笑)、一人になると再び睡魔が襲って来ます。桟橋では釣れたフグに
”キャーキャー”
大騒ぎしているオコチャマ達の声を背中に聞きながら今夜のネグラを探してウロウロ。暗がりになってる場所に車を停めて、映りが悪いNHKの韓国ドラマ
なんぞを見ながら一人寂しく車内宴会。
思いのほか酔いも早く、あっと言う間に撃沈してしまいました(-_-)zzz
”3:30”
目が開いた時、車のデジタル時計は目覚ましアラームなど遠く及ばない時間でした。
『なんぼなんでも早いやろぉ。本番に備えて休んどきぃ。』
アタマは必死に起きるなとカラダに言い聞かせるんですが、朝イチの渡船に乗る釣り人がウロウロし始めるとカラダが勝手に起き上がってしまうのも釣り人の
悲しいサガ(笑)
しばし・・・
”ボヘェ〜〜〜〜〜〜” ← この間約1時間半(^▽^;)
次第にアタリは明るくなり、夜通しで釣ってる元気な家族連れから
「朝マズメじゃぁ〜!!」
と叫ぶ声も聞こえてきたりします。
渡船用の駐車場に車を移動して、買っておいたサンドイッチで朝ゴハン。寝不足からか喉を通らないのを無理やり詰め込んで身支度に取り掛かります。
渡船に乗って行く釣り人達は完全装備、足元はスパイクでライジャケなんかも着ています。
「むむむ?こりゃかなりヤバイ場所なのでは・・・。」
何も聞いてはいませんでしたが、用心のためスパイクシューズに履き替えて乗り場の桟橋に向かいます。
ポツリポツリと釣り人も集まり始め、聞こえて来る話の内容からクラブの方達のようですが・・・
AM6:00、やっとこ出船時間となり、本日ご一緒させて頂くクラブのみなさまに改めてご挨拶。点在する多くの島々は”いかにも釣れそう!!”
な場所ばかりで、思わずヨダレが(●^o^●)
されど・・・
メンバーの方々が飛び乗っていくのはいずこも険しい(?)磯ばかり。慣れた様子で次々と本命ポイントの岩へ乗り移っていきますが、内心では・・・
「げげ!オイラもあんな岩に飛び移らにゃならんのやろか・・・。」
とビビリまくっていたのです。しかし、GENさんが選んでくれたポイントと船長のナイスな操船で無事上陸出来たのでした=^_^=
上陸したS島は石切り場のような感じの島で、所々に狭いながらも砂浜があってイイ感じ。とりあえず足場の平らな場所を選んでタックルをセットします。
「遠くに投げても真っ平ら、ポイントは100m以内です!」
おおせに従い用意したホリデーライトキャストで戦闘開始!!するとすかさず1投目からアタリの連続!!!型は小さいながらも連で上がって来るキスちゃん
には久々の快感でした(^_^)
「おるトコにはおるんやなぁ。」
シミジミ感動に浸りながらも上がって来るキスのサイズが小さいのが気になってきました。降りた場所近くでやっていたGENさんのところに移動して並んで
キャスト。悪い足場にも関らず7本針(!)を器用にキャストするGENさんの話はいつも楽しく、研究熱心な姿勢にアタマが下がりっぱなしです。
と!!それまでとは明らかに違うスサマジいアタリぐわ!!
出ました!
今期最長寸となる23.5cmのブッチョイのん!! ケタ外れに太く堂々としたキスに大感動です\(^o^)/ (クーラーが傾いてて写真撮ってる間にズレちゃいました(;^_^A)
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一人狭い岩の上で小躍り(笑)してるオイラに
「それぐらいで満足してちゃぁダメですよぉ。25(cm)UPを狙わないとぉ。」
ならば!
更なるサイズアップを狙おうと移動しますが、点在するシモリに悪戦苦闘。最初の場所に戻ろうと、新調したばかりで板氷を2枚も(!)入れてる”重たい”クーラー
担いでヨタヨタ移動。
足場のイイトコロに着いてホッと安心。見上げた先には”ズラッ!!”と並ぶ良型ばかりのパーフェクトォ!
「!!!!!!!(@_@;)!!!!!!!」
慌てて飛んで行って迷惑顔(笑)のGENさんのそばから割り込みキャスト!(オイオイ) ぉおおおお!!アタル!!あたりますぅうう!!!
しかっし!!何故かオイラの竿に乗ってくれるのはカワイコちゃんばかりなのでした・・・。
されど、
初めての釣り場は見渡す景色も違ってて新鮮な気分。しかも、時折湧き上がる小サヨリの”巨大な”ナブラや、せっかく乗せたキスちゃんを回収中に
飛び出て来た正体不明(?)の巨大魚(笑)に仕掛けごとブチ切られたり、フグ、チャリコ、赤ベラの猛攻、更に!
「ぉおおお!!!!なんじゃこのアタリぅわぁあ!!!!」
良型キスを期待させて、しっかりスカしてくれる青ベラ君達に遊ばれながらも釣り物には事欠かない海にハイテンションなのでした。
しかし・・・
時刻も10時を過ぎ、潮止まりになってキスの食いも目に見えて落ちてきました。遠投したり近投したり、針を新しいのに変えてみたりエサの垂らしを長くしたりして
ポツリポツリとカワユいキスちゃんを拾って行きます。
その頃隣では・・・
「ぐォ〜!!またギザミ(ベラ)じゃぁ〜!!」
「やった!キスやぁ!!・・・あ!落ちたぁ・・・。」
「ぐあぁ〜!!針がカラ(切られてるのです)じゃぁ〜!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(^_^)
そんな楽しい時間はあっという間、気付いて時計を見るとお迎えの時間が迫っていたのです。
溶けて小さくなった板氷の水を捨てて軽くしたり、魚を袋に入れ直したりしてると船が見えて来ました。
帰りのお船から。(GENさん撮影) |
本日の釣果です。
キスはカワユイのベースに37匹と青ベラキーパー2匹のみ。 「はるばる赤穂から来られたキスのプロです!!」 なんて大それた紹介をされてしまったオイラですが、ぶっちょいノンが1匹いてくれたおかげで なんとか恥をかかずにすみました(;^_^A |
またまた最後になりますが、
いつもながら、無茶苦茶気を使ってくれるGENさんのおかげで今回もとても楽しい釣行になりました。改めまして
ありがとうございました!!<(_ _)>