11月15〜16日 広島県 T島、Y島 曇り 大潮 釣果:タチウオ:1匹

 

体も寒いが釣果はもっと?の巻

 

「月曜日休暇を取りたい!」 ← オイラ

「エエよぉ〜」 ← 珍しく(失礼)優しい上司

久々の休暇が取れたんで、タチウオが釣れだしたといういつもの島に行って来ました。

 

11月15日(日)

家を出たのは日曜日の13時半。外は風がビュービュー吹いてて先行き不安。

¥1000割引きETCでいつものインターから市街地へ。更に山を越えてポイントは間近です。

最終コンビニに寄ってから入島。案の定、風が当たってる側は白波が立ってる上に潮も干底で釣り人の姿は

マバラです。

事前に”いつもの彼”から仕入れてたポイントを見て回りますが、イマイチイメージが沸きません。

悩みながら狭い島をグルグル回ってるうちに日も傾いて来て優柔不断にはツライ選択。

「ま、ダメならランガンつぅ事で・・・。」

横風を気にしながらメタルジグをセットしてキャスト開始。強い風に軽いジグでは底すら取れません。

しばし、とっかえひっかえルアーを換えてやってみますが反応なし。おまけにアセッて始めたもんでヘッドライトは

車の中。次第に手元、足元が怪しくなって来たんで撤収です。

 

タチウオ爆釣を信じて地元でエサを買って出なかったんですが、不発に終わった事を考えエサを仕入れに。

青虫と石ゴカイを注文しながらオバちゃんに質問攻め。波止の名前を言われてもピンと来ないのが悲しいトコロ

ですが、彼に頂いた情報と一致した波止に行ってみる事にしました。

 

着いたのは沖へ真っ直ぐに出てるさほど長くない波止。オレンジ色に光る外灯に照らされながら2〜3人が

やってるようです。

と!タックルの準備をしてると横に入って来た車から”ヤイヤイ”言いながら兄ぃちゃん達が竿を

出し始めました。

「こらアカン!」

ダッシュで空いてた先端に辿り着きホッと一息。ん?こんな格好で寒くないのか?おまけにデジカメやら

タオルやらみぃ〜んな車の中じゃん!

案の定、冷たい風にみるみる体が冷えて来て背中はドンドン丸くなり、肩はドンドン怒り肩。

買ったばかりのジグヘッドとワームをセットしてキャスト開始です。

開始早々左のオジサマがヒット!

「やっと釣れたケド細いなぁ〜。」

ボヤくオジサマ、確かに3本あるなしサイズです。続けて右のオジサマにもヒットしますがサイズは同じ。

一方寒さで縮こまってるオイラにはバイトすらありません。

途中兄ぃちゃん達のヤンママ達が寒い中ミニスカートで現れて下半身だけは温まりました(笑)が遂に

辛抱も限界!丁度(?)ラインがガイドに絡んでパッチンしたのを機に撤収する事にしました。

 

車に戻って雪だるま。ありったけのヌクヌクウェアーを着込んでヒーター全開です。

やっとこ手の感覚が戻って来たトコロでおにぎりタイム。丁度天○人が始まる時間だったんで休憩がてら

受信状態のイイ場所求めてウロウロ。どこの波止もポロポロ人はいましたがバシバシ上がってる様子は

ありませんでした。

 

休憩も終わって再開。さっきの波止に戻ると兄ぃちゃん達(残念ヤンママも)は撤収しててオジサマ2人のみ。

潮も上がっててイイ感じです。

唯一先端のオジサマだけが忘れた頃に1匹釣れるくらいのペースでほっそいノンを上げてますがこちらには

ナカナカ反応がありません。

とっかえひっかえしてるとカワユいノンがヒット(?)!

ルアーを抱いてるように見えますが目と目の間に

フックが引っ掛かっていました(^^ゞ

時刻も22時を過ぎ、重装備にも関わらず足元からジワジワと冷たさは伝わって来ます。

「あと1回投げたら止めよう・・・。」

自分に言い聞かせるんですが、タチの顔を見るまでは!の気持ちの方が強く手は止まってくれません。

その願いが通じた(?)のか遂にロッドに生命感が!

「お?!」

ヒットした瞬間”ググッ!”と入って、途中”スルスル〜”は間違いなくタチです。

”スポ〜ン!”と抜き上げたのは”ギラッ!”と光る美味いヤツでした(^_^)v

やっとこヒットしてくれたタチ君です。

サイズは・・・ですが(泣)

隣のエサでやってたオジサマにもヒットしたんで時合じゃぁ!と気合が入った

ものの後が続かず。明日の朝も早いことやし今度こそ(笑)撤収としました。

 

寝床を求めてPマーク。時々通り過ぎる車の風圧に車を揺すられるものの、寒さがよっぽど堪えたのか睡眠導入剤

(焼酎とも言うが)の注入と同時に猛烈な睡魔が。

取り敢えずオカズゲットメールを嫁さんと会社の後輩に入れて力尽きてしまいました(-_-)zzz

 

11月16日(月)

AM4:00。

夏のキスシ−ズンなら決して早すぎるって事はない時間ですが、今の時季の4時はさすがにキツイっす。

それでも朝マズメのタイミングをベストな場所で投げたかったんで車を出します。

昨夜の波止に戻ると既に先端部には何人もの姿が!

「わちゃぁ〜。まさか(夜)通しでやるとは・・・。」

まぁ潮が低い時はココはダメやからと自分に言い聞かせながら他の波止へ移動です。

次に向かったのは昼間サビキ釣りで賑わってた大き目の波止。明らかにタチウオ狙いと思われるエサ師達が

数人やってる様子でした。

幸い先端付近に入れる場所がありそうだったんでタックルセット。海面は低いものの船道は水深もあるやろぉと

キャスト開始です。

夜明け前の寒風をカッパのフードで凌ぎながらガマン大会。エサ師達にもアタッてる様子はなく空が明るくなって

来ました。

「ベストタイムのハズやのに・・・。」

結局、誰一人朝マズメのタチを仕留めた人はいませんでした(ToT)

 

さぁ〜て、どうしたもんかとしばらく思案。思えばこの季節にココで投げをやった事がありません。

投げタックルは一通り積んであるんで、夏場にイイ思いをした場所に車を向けます。

駐車スペースで道具を下ろしてるとGENさん電話。

「どないですかぁ〜?」

「見事に撃沈・・・。」

「わちゃぁ〜・・・。とりあえずそっち行きます。」

ヒィヒィ言いながら遊歩道、家財道具はヘビーです。キスの実績ポイントに三脚を立ててまずはカレイ。

冷たい北風に白波が立っててラインがどんどん流されて行きます。

一応キスのご機嫌も伺おうとエギロッドでキャストしてみますが、次々にハリを切るのは毎度のフグ。

2本立ての置き竿の鈴もいっかな鳴ってはくれません。

早々に”いつでも撤収出来るぞモード”突入しつつある頃、背中を丸めたお姿が。

「寒〜い!」

「でしょ・・・。」

ヌクヌクコーヒーと肉まんの差し入れをありがたく頂きながら状況説明。

あまりに悲惨な状況にシブシブといった様子でジグをキャストし始めるGENさんであります。

と!

「なんか食った!!」

「なぬぅ〜?」

竿の曲がりから大物!では無さそうですが、”生き物”の感触を楽しんでいる様子。

嬉々としながら上がって来たのはエソ君でした。しかも、立て続けにヒットさせてて楽しそう!

「ジグ車ん中やぁ〜。」

「これ使って!」

「リーダーがぁ〜。」

「あるよ!」

「スイベルがぁ〜。」

「・・・・・・・・・・・・。」

エギロッドに50lbのリーダーはちとヘビーですが、ありがたくお借りしてキャスト!

「(置き竿の)ラインが邪魔やなぁ。」

”エサ釣り””エソ釣り”になってますなぁ。」

ワクワクしながらキャストキャスト!されどオイラに釣れるのはこんなんばっかでした。

底取ってたジグに掛かって来たのは手長ダコ(小)

潮も緩み始めた11時。そろそろカレイの時合のハズとエサを取替え鈴が鳴るのを待ちます。

すると

”リン!”

「おお?!今鳴ったよねぇ?」

「鳴った鳴った!」

「しかもラインがフケとる!まさかカレイかぁ?」

「隊長、カレイを狙ってらっしゃるのでは?」

「カレイっていつ合わせたらエエのぉ〜?」

久々のアタリにヤイヤイ騒ぐも残念ながら不発。

同じ所に投げ込むと

”チリン!”

「また鳴った!」

「ここへ来てエピローグ?いやいやプロローグかぁ?」

更に鳴る鈴に期待は高まるばかり。

「隊長ぉ!今の鳴り方はするど過ぎます!」

「ぬぬぅ?ならキスかぁ?」

慎重にロッドを手に取り、そっと立てるも・・・。

「・・・・・・オラン。」

「・・・・・・・・・。」

終了間際に騒がせてもらえましたが、エサ釣りでのオカズゲットはなりませんでした(号泣)。

 

デッカいクーラーにはほっそいタチが1匹だけの帰り道。

「太いの釣れたら見せたるからな!」

タンカを切って出て来た釣具屋にはとても寄れるハズもなく、すごすごと帰宅。

「かわいいタチ君やねぇ〜。」

嫁さんのとどめの一撃でした。。。。。

 

 

2年ぶりのタチ挑戦(オーバー?)でしたがヒドい結果に終わってしまいました。

まぁ毎晩のように通ってやっと獲れるデカいのんを年に1回しかやらないオイラが取れるハズもないんですが

せめて数を稼ぎたかったところではあります。もし年内に行ける機会があったらリベンジです!

 

それから、

連日のハードワーク(?)にも関わらず付き合ってくれたGENさんに、いつもながら感謝です<(_ _)>

 

 

 

 

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