前からポツポツやってた日曜大工(と言えるほどでもありませんが・・・)
増える電動工具と比例して大量に積もる木屑の山!
掃除機のホースを片手に吸わせながらじゃ危なっかしくてしょうがないし
何より紙パックじゃあっという間に満杯に。
で
例によってなんとかしたいとネットを徘徊。
最初に見かけた”2ステージ集塵機(電動工具と掃除機の間に集塵槽を入れるもの)”も
考えたんですが、更にネットを徘徊してるとハヤリ(?)のサイクロン自体を自作してる方が結構います。
「これなら自分で作れるかも?ってか作ってみたい!(笑)」
いつもの創作欲(笑)が ムクムク♪ 膨らんで来てすぐさま材料集め。
地元のホームセンターには欲しい材料がなく、その足で100均ショップへ走ります。
まず目を付けたのが、やや角度が浅いものの手頃な径のじょうご。
それに合うサイズのゴミ箱も買って来てドッキング!
掃除機をつなぐパイプと木屑を吸わせるホースをつなぐパイプを付けて試作品の完成!
シール材が固まるのを待つのももどかしく、早速試運転です。
その結果、見事に分離してくれて、吸った木屑はペール缶の中に溜まってくれてます(^_^)v
しかし・・・
どこか納得出来てない自分がいたりします。
その原因は
「見た目がカッチョ良くない!!」
100均パーツ+塩ビパイプです。 |
で・・・
ちょこっと試運転したダケで早くも試作機は部屋の片隅に(笑)
車で1時間走ったホームセンターにて当初予定してたパーツを買いまくって組み立て開始!
顔が塩ビまみれになるのもかまわず(笑)あらゆる工具を駆使して出来上がったのがコイツです!
サイクロンの本体はVU100。レデューサーで VU50に落としてφ50のホースに接続。
覗き窓の右上のが木屑を吸わせるホースの接続口 です。
掃除機に付いてたホースの手元スイッチを解体 してコードで延長してますが、もちょっと小型化したい トコロ。
掃除機ホースの根元からペール缶に伸びてる赤い ホースは均圧管。 溜まった木屑をそのまま捨てられるようにナイロン袋を 仕込んであるんですが、ペール缶との間を中と同じ負圧 にしておかないとナイロン袋が掃除機に吸い込まれて しまうんです。
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図にするとこんなカンジ。 掃除機から吸われた空気でペール缶は負圧になります。 (内圧@) そのままだとナイロン袋はアウトレットに吸い込まれて しまうので、ナイロン袋の外側(内圧A)も同じ圧力に してあげる必要があるのです。 |
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ホースの接続口(インレットと言うそうです)はVU40 の大曲りエルボ。根元は隙間埋めと補強を兼ねて エポキシパテを盛ってあります。 覗き窓は2mmの透明塩ビをアルコールランプで 柔らかくして成形。周りはシリコンでシールしてあります。 |
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ペール缶と掃除機を乗っける台車。 底にはキャスターを付けてあるので移動もラクチンです。 ペール缶のフタの密閉度を増す為にM6の長ネジと 蝶ナットで台車に固定してあります。 |
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テーブルソーは安物です(^^ゞ 安全カバーに穴を開けて集塵させてます。 |
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テーブルソーの台は2×4&1×4で。 足の間に斜めの板を付けて下部から集塵させてます。 安全カバーのホースと下部のホースはY字管でつないで φ38のホースに合流。コイツをインレットに突っ込んで ます。 |
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にひみさんに作って頂いた遅延電源です。 GENさんに相談してたんですが、なんとにひみさんが 作ってくれました。 動作はバッチリで、掃除機のスイッチを入れに行き 電動工具のスイッチを入れるなんて二度手間がなくなり 快適です。 にひみさん&GENさん、感謝です<(_ _)> |
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早速実験開始。
エサ(笑)はテーブルソーから出た木屑や塩ビの粉など 色々混じったヤツ。 量は1Lくらいかな? |
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フタを開けてみると、無事ペール缶に入ってくれてます。
均圧缶のおかげで、ナイロンもピッタシペール缶に 張り付いてます。 |
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紙パックを開けてみると、おこぼれはこれくらい。
まぁ上出来ではないでしょうかと自画自賛(笑) |
一応の完成をみましたが、細かいトコロは未だ改善中。
特に苦労したのがパイプ類とホースの接続です。ナカナカ径がピッタリ合う物がなく
ガムテープでかさ上げしたり、シリコンをタップリ塗ってシールしたりと毎晩のように悪戦苦闘。
エア漏れがないかとタバコの煙で確認しまくったもんで、灰皿は常に山盛り(笑)。
おまけに肝心の掃除機は満15才のご高齢で吸入電力も300Wと非力(今なら500W超があたりまえ)。
そのため吸引力がイマヒトツで舞い散る木屑を吸いきれてません。
ホースを短くして圧損を減らすとかイロイロやってはいるんですがねぇ・・・。
あと、お蔵入りになってる試作機ですが、アウトレットに小型ブロワーをドッキングさせようと改造中。
一番の問題は、ブロワーの騒音!
本来工事現場なんかの粉塵を飛ばすのに使うヤツを室内で使おうとしてるんですからかなり厳しいです。
とりあえずサイレンサーを作ってみようと思ってるんですが、どうなりますやら・・・。
初号機(改)発進!!
「大晦日までに冬休みの宿題を片付けねば!!」
そう心に決めて作業に没頭。
「年末の忙しい時に何もせんと!!」
家族からの罵声に耳を塞ぎ、冷たい視線をかわしつつ工房にこもること数日。
やっとこ完成をみました初号機(改)です!
初号機(改)の全景です。
大きな変更点はサイクロンの上に乗ってる箱で、中に ハンドブロワーを仕込んであります。 ブロワーの吸気口は吸込み量を増す為にφ60に拡大。 サイクロンの天板とパッキンを介してビス止めしてあり VU50の塩ビ管でサイクロン内とつながっています。 サイクロンの回転力はアウトレットを太くして外筒との 隙間を狭くするほど上がるそうなので、VU75を被せて あります。
中の構造は下の図を見てねん。
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ハンドブロワーの排気口にはφ38のホースを接続。 ブロワーの出口とカフスがピッタシはまりました(^_^)
箱は上から”ガボ!”と被せるようにしてメンテナンスが し易いようにし、固定は2箇所のパッチン鍵です。 |
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箱の内側には吸音材のシンサレートを貼ってあります。 コイツが優れもんで、最初フェルトを貼ってみたんですが 効果はイマイチ。 これに変えたトコロ大幅に音が小さくなりましたよ♪ |
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ブロワー本体にも余ったシンサレートを巻き付けてあり ますが、こいつは気休めかも(^^ゞ |
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本体の騒音もかなりなものですが、実は排気音がすさま じい!! マフラーは穴を開けまくったVU40にシンサレートをたら ふく(笑)巻きつけてあります。 外筒にはVU75を付けてレデューサーで合体。 先っちょには念のためにブロワーに付いてたダスト袋を 付けてあります。 効果は絶大で、家庭掃除機並みの音になりました(^_^)v |
一番の問題だった騒音問題も無事解決。デカいサイレンサーが難点っちゃぁ難点ですが
据え置き型にしてドコかに固定すれば問題ないでしょう(^^ゞ
で、気になる吸引力と分離力ですが、2号機と同程度吸引してくれてます。分離力は製作当初から
確認出来てましたが、改めて実験したトコロ約1L弱の木屑でおこぼれはほとんど無し。
むしろ塩ビパイプだけで作ったタイプよりも良かったくらいで、大満足です。
やっぱサイコロンは下部にコーンが付いてるタイプの方が分離はイイようです。
「さぁ!次はブリキで大型サイクロンじゃ!!」(ウソ)