形容詞の変化

 

  1. 「ai」、「oi」が「e」に変化(終止形・連体形)

  2. 「ui」が「i」に変化(終止形・連体形)

  3. 「く」音の脱落・長音化(連用形+接続助詞「て、ても」)

  4. 「く」音が「ね(に、ん)」に変化(連用形)

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1. 「ai」、「oi」が「e」に変化(形容詞の終止形・連体形

「ai」「e」に変化

ai e
高い<takai> たけ<take>
弱い<yowai> よえ<yoe>
近い<tikai> ちけ<tike>
若い<wakai> わけ<wake>

(注)名詞(会社<kaisha>、疎開<sokai>、都会<tokai>)は「e」に変化しない。

 

「oi」「e」に変化

oi e
やおい<yaoi> やえ<yae>
強い<tuyoi> つえ<tue>
遠い<tooi> とえ<toe>

(注)名詞(鯉のぼり<koinobori>、囲い<kakoi>)は「e」に変化しない。

 

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2. ui」が「i」に変化(形容詞の終止形・連体形

ui i
寒い<samui>ね さみ<sami>ね
暑い<atui>な あち<ati>な
わるい<warui>子 わり<wari>子
軽い<karui>布団 かり<kari>布団
体が怠い(darui 体がだり(dari

(注)名詞(西瓜<suika>、浸水<sinnsui>)は「i」に変化しない。

 

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3. 「く」音の脱落・長音化(連用形+接続助詞「て」)

 」(出雲平野) 「ー」(仁多郡)
良くて よて よーて
暑くても あつても あつーても
寒くて さむて さむーて
軽くても かるても かるーても
怠くて だりて だるーて

注:この変化は形容詞だけでなく他の活用でも見られる。

(例)

たくても(助動詞)→見たても

こどもらしくて(助動詞)→こどもらして

鏡じゃなくて(助動詞)→鏡だなて
 

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4.「く」音が「ね(に、ん)」に変化(連用形)

ね(に、ん)
濃くする 濃ねする(濃にする、濃んする)
熱く感じる 熱ね感じる(熱に感じる、熱ん感じる)
寒くなる 寒ねなる(寒になる、寒んなる)
軽くする 軽ねする(軽にする、軽んする)
怠くなる 怠ねなる(怠になる、怠んなる)

*びっぐまんさんのご意見も参考にして作成しました。

 

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