『峠』文学碑に立つ

4月7日、例年なら桜が咲く季節なのに、今年はまだ雪がたくさん残っている。越の大橋のたもとにある司馬遼太郎の『峠』文学碑の場所に立ってみた。
        峠                                司馬遼太郎

 主力は十日町を発し、六日市、妙見を経て榎峠の坂をのぼった。坂の右手は、大地が信濃川に落ちこんでいる。

 川をへだてて対岸に三仏生村がある。そこには薩長の兵が駐屯している。その兵が、山腹をのぼる長岡兵をめざとくみつけ、砲弾を飛ばしてきた。この川越の砲弾が、その方面の戦争の第一弾になった。

文学碑から榎峠をみる 文学碑「峠のこと」 文学碑「峠」
「峠」文学碑附近から 文学碑から長岡方面 文学碑から小千谷方面
左木立が文学碑。奥が榎峠 更に後方から。中央が妙見堰 信濃川。優太君救出現場が見える

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