全国藩校サミットin長岡(米百俵の精神を全国に)


江戸時代に藩がつくった学校(藩校)があった都市で年1回開かれている「全国藩校サミット」が、来年6月下旬に長岡市で開かれることに決まった。
藩校サミットは、江戸時代から明治初期に教育機関として大きな役割を果したが、その精神を現代に生かす目的で、2002年から著名な藩校のあった全国の土地で開催されてきた。

長岡藩には殿町に「崇徳館(そうとくかん)」があった。創設したのは9代藩主牧野忠精公である。忠精は幕府の財政担当の老中に就任し、歴代藩主の中でも明君として知られている。(写真は新潟日報) 第7回の本年度は6月21日(土)〜22日(日)に熊本市で開催される。
藩校名は肥後「時習館」である。 徳川宗家18代ご当主徳川恒孝氏の記念講演など、新装なった本丸御殿などで盛大に開催されるようである。

来年の長岡市の実行委員会の初会合が5月12日にあり、委員長に旧長岡藩第17代ご当主の牧野忠昌さまが選出された。
牧野委員長は、「長岡に伝わる米百俵の精神などを広く全国にPRできる機会になる。みなさんと力を合わせて成功させたい」とあいさつされた。

サミットでは、講演やパネルデスカッションなどを予定している。参加人員は1500名規模での開催を目指している。趣旨に賛同される県内の企業や個人から支援により、再び米百俵の精神を全国に発信して欲しいものである。

「米百俵の精神を全国に」と挨拶される牧野委員長

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