勘三郎が年末ドラマで河井継之助

 2005年8月30日、歌舞伎俳優の中村勘三郎が、「18代中村勘三郎襲名大型時代劇『河井継之助−駆け抜けた蒼龍−』(日本テレビ系、12月末放送)」に主演することを発表しました。
また、中越大震災復興支援講演を、10月27日長岡市立劇場で、長男勘太郎、二男七之助の親子で行うことを併せて発表しました。

 復興支援の無料講演は、襲名直前に連日の襲名行事や七之助の問題で、疲れ切っている勘三郎を、被災地山古志の村民から、炊き出しなどで励ましてもらったという、暖かい思いやりに応えることから計画されたとのことです。
そもそも山古志とのつながりは、NHKのドラマ「こころ」で、浅草と山古志などの中越地方が舞台になったことが発端だとのことです。

 記者会見でも、「坂本龍馬は日本の誰もが知っているが、龍馬と遜色のない継之助が、今までテレビや映画に取り上げられないのが不思議だった。今回のドラマで継之助の偉大さを、多くの人に知って欲しい」と語っている。
継之助の魅力は、「戦争がきらいで、長岡藩を永世中立国にしようとしたが、時が味方をしなかった。長岡は米百俵が知られているが、この継之助の生き方もすばらしい」。
衆議院の公示日を敢て発表日に選んだのも、現代に河井継之助のような、明日が見える真の改革が行える政治家の出現を期待したようです。

 歌舞伎界の第一人者が、熱い思いを持って演ずる継之助は、現代に多くのものを語りかけてくれるようで、年末が待ち遠しくなります。
司馬遼太郎の「峠」のブーム以来、少し忘れかけられた継之助の再評価が期待されます。

河井継之助 出会いは「こころ」
中村勘三郎 (慈眼寺) (小千谷市片貝・浅原神社)

応募総数5018通
(6.6倍)で抽選
. 長岡青年会議所のお知らせ

もどる