海に沈む夕陽と祇園祭り
柏崎に帰省した友人が、柏崎港の祇園まつりの花火の写真を、メールで送ってくれた。 |
夕日に照らされて輝く米山と奥の米山大橋 |
8代将軍吉宗の孫で、寛政の改革で知られる松平定信公は、白河と柏崎を領地とした。諸外国からの開国の動きを機敏に察知し、柏崎の海岸線に台場(砲台)を築いて防備を固めた。 少しカメラを引くと、何とこの岬はいつの間にか、大砲で国を守るお台場から、今度は鎖と頑丈な鍵によって守る恋人岬に変ってしまった。 |
少し手前から見るとハートばかり | 松平定信公の説明文も苦笑いか |
恋人岬を登ると、明治の初期に天皇が行幸された時に、立ち寄った御立公園(おのだちこうえん)である。日本海に沈む夕陽を見るのには、ここが絶好のビューポイントである。 夕陽から光の帯が真っ直ぐに伸びてきて、空の色が鮮やかに変化する。 |
夕陽から真っ直ぐに伸びる光の帯 |
太陽の輪郭が見えてきた | 瞬く間に着水 |
毎年7月下旬には柏崎の夏の風物詩の祇園祭が行われる。子の祭りは6月の「えんま市」とともに柏崎の祭りの双璧である。 昭和25年に市制10周年の記念に、海上花火大会などが行われ、現在の祭りにつながっているが、古くは鵜川の下流にある八坂神社の祇園祭に由来し、明治初年には既に花火奉納が行われていたと伝わる。 越後三大花火の一つで、「川の長岡」、「山の片貝」とこの「海の柏崎」である。「海の柏崎の呼び物は、水中大スターマインで、水中を走る光と港に映える花火は圧巻である。 |
夕陽に輝く柏崎港方面、この先で花火が行われる |
越後三大花火の一つ「海の柏崎」 |
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