河井継之助記念館を整備へ

 新潟日報に「河井継之助記念館整備」の記事がのりました。

「戊辰戦争で官軍と戦い悲劇の死を遂げた長岡藩家老、河井継之助の記念館が長岡市長町1の継之助屋敷跡周辺に整備されることになった。長岡市が17日までに、2006年度当初予算案に整備費など約2億円を計上することを決めた。
 同市には、これまで継之助の史料を集めた記念館はなかった。藩政改革で知られ、司馬遼太郎の小説「峠」の主人公ともなった継之助のファンは全国にも多いことから、新たな観光名所としても期待されそうだ。」
(新潟日報の記事による)

 長町の屋敷跡には、旧河井邸にあった石灯籠などが個人の所有で戊辰戦争当時のまま保存されていました。地震の少し前の平成15年に隣接地が小公園になり、所有者の好意により旧河井邸の庭を覗くことができるようになりました。

 継之助の史料は、悠久山の郷土資料館や長岡駅の近くの長岡高校、如是蔵博物館などにありますが、以前から一堂に集めた記念館建設の要望が強くでていました。
記念館の建設によりこの一帯は、山本五十六記念館、小林虎三郎邸跡、栄凉寺などが揃った観光コースととして期待できます。長岡城のシンボルである御三階の復活を期待したいと思います。

 記念館が整備されましたら、長岡駅近くの同館で戊辰北越戦争史蹟の全体像を把握してもらい、榎峠・朝日山の古戦場、峠文学碑そして慈眼寺へも足を延ばして欲しいものです。
(2006年2月18日)
河井継之助邸跡の小公園(長岡市長町)

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