牧野家のふるさと(豊川稲荷の周辺)


牧野一族のふるさと豊川を訪れたのに、最も豊川で知られた場所が登場してない。それは豊川稲荷である。 平成の合併で豊川市は三河一の宮の砥鹿神社(とがじんじゃ)と豊川稲荷を持つことになった。
日本三大稲荷の定義には諸説あり、多くの稲荷神社が 自らを三大稲荷の一つ自称しているが、総本社の京都市伏見の伏見稲荷大社は別格であるが、2つ目に豊川稲荷を持ってくる。 3つ目には祐徳稲荷神社や、笠間牧野家のあるか笠間市の笠間稲荷神社を挙げるものもいる。 ところで、稲荷神社なら当然神社であるが、この豊川稲荷は曹洞宗の仏教寺院の名刹である。明治初めの神仏分離を上手く乗り越えたことがややこしくしている。
豊川市は豊川稲荷の門前町として古い歴史を持つ町である。

豊川周辺図(クリックで拡大

豊川稲荷

豊川稲荷の大本殿

一般には「豊川稲荷」44の通称で広く知られるが、詳しくは円福山豊川閣妙厳寺(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)で、本尊は千手観音。今川義元や織田信長や豊臣秀吉、徳川家康など多くの武将の帰依を受け、また有栖川家などの皇族からも「豊川閣」の篇額を寄進うけたことから豊川閣とも呼ばれた。

山門(仁王門)に向かう 山門は今川義元の寄進
妙厳寺の法堂 広い山内の案内図
額には妙厳禅寺 どこか優しそうな豊川の狐
お参りは仏式?、神式? 寺の象徴たる鐘楼
今度は寺の中に大きな鳥居 立派な総門に別れを告げる


桜ヶ丘ミュージアム

「牧野一族展」の会場となった桜ヶ丘ミュージアム

平成21年9月26日から11月8日まで、牧野一族展「三河に興りし牧野一族-戦国から幕末への軌跡-」が豊川市桜ヶ丘ミュージアムで開催された。
牧野一族の大名5家と地元に残った牧野氏の歴史と宝物の展示会である。

東京から長岡に関係ある者が、10月24日から25日に、牧野一族展の見学と牧野一族の史跡を回った。牛久保を中心とする豊川の暖かい歓迎に接し、時代は流れましたが「牛久保の壁書」の心に接し、戻ってきました。
牧野一族は大名の5家がよく知られていますが、地元豊川に残った一族、あるいは旗本になった末裔など、その裾野が広いことがわかったのも収穫でした。
桜ヶ丘ミュージアムではお茶のもてなしを受け、牧野一族の文字が入った煎餅をいただき、5個並べてみましたが、もっとたくさん並べるべきだったと反省しています。
帰って豊川市のホームページを見ましたら、新豊川市の誕生を記念する「なんでも鑑定団」の開催が載っていました。牧野家に縁のお宝が出てくることを、期待しながら見るのが楽しみです。
ありますが、ありがとうございました。

桜ヶ丘ミュージアムは桜の名所 牧野展の入口
朱傘の下でお茶をいただく 5個では足りなかった煎餅

平成22年2月11日(祝) テレビ放映は未定

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