
UNDER A VIOLET MOON (1999) ★★★★★ BLACKMORE'S NIGHT |
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BLACKMORE'S NIGHTの2nd ALBUM。本作をひとことで表現するなら「中世の吟遊詩人と行くヨーロッパ音楽紀行」。漠然としかわからん。ひとつひとつの楽曲をルネッサンス時代の歴史も風土も殆ど知らない私のような無知な日本人が評価?そんなことできるわけがない。私に許される主張は結局自分の耳で聴いてそれらが心地良いかどうかを発することだけだろう。逆に御大リッチーブラックモアに、全く歴史の異なる隔離された島国の我が民族にどう感じてもらいたいと思っているのか聞いてみたい。しかし、歴史も風土も言葉も肌の色も全く違う日本人の私の感想は、「何と心地良い音楽だろう」笑。本作ではリッチーのギターもさることながらキャンディスの歌がかなり生かされているように感じる。私が特に気に入っている曲は3曲。4曲目「MORNING STAR」はトルコ的音階と印象深いヴァイオリンの響きが非常に心地良い。RAINBOWのWEISS HEIMでも使っているバッハのプレリュード・ハ短調をアレンジした15曲目「NOW AND THEN」は語りかけるようなキャンディスの声にシビれる。
そして16曲目のRAINBOWの1stの曲「SELF PORTRAIT」は、正直こんなにいい曲だったっけ。と思わず原曲を聴きなおしてしまったほどすばらしい。前作も含めてBLACKMORE'S NIGHTの作品に順位をつけたりどれが最高傑作だとか言うのはバカげているしあまりにも次元が違いすぎる。「あそこのリフはこうした方が・・・」なんてことは言えないし言いたくもない。何も知らないからだ。結局気持ちいいか悪いかのどっちかで、この音楽自体についての掘り下げは出来ない。
1.UNDER A VIOLET MOON
2.CASTLE AND DREAMS
3.PAST TIME WITH GOOD COMPANY
4.MORNING STAR
5.AVALON
6.POSSUM GOES TO PRAGUE
7.WIND IN THE WILLOWS
8.GONE WITH THE WIND
9.BEYOND THE SUNSET
10.MARCH THE HEROES HOME
11.SPANISH NIGHTS
12.CATHERINE HOWARD'S FATE
13.FOOL'S GOLD
14.DURCH DEN WALD ZUM BACH HAUS
15.NOW AND THEN
16.SELF PORTRAIT
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