製造現場の叫び?!

何もないところから仕様を決めて要求されている作業をこなす機械を作る。
そのために図面はあると思う。
図面があれば基本的に同じ機械を繰り返し作る事が可能だし 仕事を頼む時にとても便利なものであるし、またそれが企業の知的財産であると思う。
しかし、最近は工数削って、設計費がまとに出なくなってきていてるしゆっくりと時間を かけて吟味する事ができなくて設計者も大変だと思います。
多くの企業は大卒で現場の作業を十分に体験しないまま設計者にして図面を描かせているように 思います。
利益主導になりすぎといえばそれまでだけど、確かに人件費も馬鹿にならないので しかたがない事だと思います。
そんな事情を思いながらも自分が加工していて「ん?」と思った事をかいてみたいと思います。


1.CAD図の盲点

近年図面と言えばCAD図が主流ですがCADで図面をかくとそのCADデータがあればわかるけど 図面だけでは判断に苦しむ事がよくあります。
一番困るの円弧と円弧をつないだ曲線で円弧中心座標がなくて円弧が無限に存在してしまうような 場合です。
また円弧と円弧のつながりで交点が2箇所存在する場合も「どっちだ?」となってしまう。
部品を見てあきらかに重要でないところと判断できれば適当に加工しますが、その部品の命になるところ でそういうことがあるとよけいな手間がかかってしまう。
特に汎用機で初めて加工する単品作業をしているとき、削りながら考え、削りながら考え、を繰り返しています。
その状況で「あれ?」てなると、大変です。(私が大変な思いをするということ)

板に穴を開けるだけの図面でよく見かけるミスは横方向の寸法は入っているけど縦方向の寸法がなかったりする。
自分もCADを使いますが図面を描くためではなく加工のための寸法を拾うためにつかいます。 だから思うのですが、寸法を書き忘れしやすいですよCADってやつは。


2、RとCの指示

部品の隅部によくR3やC2の指示をいれます。多くの図面は適正になっていると思いますが、
時々、「本当に必要?」と思ってしまうものがあります。RやCの指示があるとそれだけで、
1工程ふえて時間がかかり、コストが高くなってしまいます。必要ないなら「糸面取り」でいいですよ。
もちろん必要ならばいいのです。


ぼやき

しかし、最近仕事が減った中国に製造業の仕事が流れていっている。部品加工にとどまらず金型の仕事までもが行ってしまっている。 どこかのホームページで「中国進出のための金型屋さん中国ツアー」なんてことまでやるしまつ。近い将来はそれでもいいかもしれない。 実際国内の仕事リストラされて生活こまって海外に行く人だっていると思う。しかし、日本の産業の将来考えたらやめて欲しいと思う。 今自分は30才すぎたところで少なくともあと30年ははたらかなければならない。 まあ、中国の物価が急速に上がる事を期待しつつ、政治家さんたちにはあまり期待せず、サイドビジネスを考えながら、安い工賃仕事 をこなしつつ、耐え忍ぶしかないのかなぁ。 20才代のころは仕事終わってからバイトに行ってたりしたけど、日曜日早朝の町内会の行事がおろそかになるしなぁ。 あまり無理をすると30歳前半でもぽっくりいってしまうケースを見てしまったのでそれも間違いかなぁと思うし。


ぼやきその2

ぼやきをかいてから2年もたってしまった。いま(2004年4月)は仕事が忙しくホームページにまったく手いれができない状態が続いています。
このホームページを作ったきっかけは余りにも仕事がひまで、このホームページを通して何か仕事がもらえないのかなぁなどとひそかに思っていたのですが
みごとなまでに商売にむすびつくことがありませんでした。まぁたいしてホームページにたいして努力もしていないしそんなに甘いものではないと思っています。
しかし、仕事が忙しいことは経済的には楽になるのですが体は苦しくなる。納期がもう少し余裕があればいいのですがまだまだなので、それきたそれやれ
という感じです。本当に以前ヤク○トのCMでお父さんが子供に「行ってらっしゃい、またあしたねぇ」と言われていたのと同じで朝しか顔をあわせてないなぁ
人間ひますぎても忙しすぎても文句がでてくるんだなぁと思った。だったら忙しい方が経済的に楽ということでやっぱり良いことなんだろうなぁ。