2010年2月23日に閉店。
不景気の寒風は、ほかの街と同じように聖蹟桜ヶ丘にも吹き荒れているようです。ブログの話題が閉店情報だけになってしまいそうで、悲しいことです。
さて、電器店「さくらや」の閉店が発表されたのは。今年(2009年)になってからのこと。聖蹟桜ヶ丘店どころか「さくらや」全社が廃業するというショッキングなニュースでした。
かつて「新宿カメラ戦争」ともてはやされ、ヨドバシカメラなどと覇を競っていた大手量販店は、いつのまにか、九州から進出してきたベスト電器の子会社になっていました。
規模拡大に出遅れたとか、ネット通販に躊躇したことなどが敗因と言われていますが、むしろ業界のライバルたちが桁違いに電光石火で勇猛果敢だったというべきかもしれません。
飲み込んだベスト電器もいろいろつまづいて勢いを失い、ビックカメラの傘下に入りました。まさに世は戦国時代。そんなダイナミックなうねりが、せいせきA館6階の大部分を占める電器店を吹き飛ばしました。
さくらや全体はともかく、聖蹟桜ヶ丘店のがんばりだけを見たら、おそらく閉店に追い込まれるまでの状況ではなかったと思います。
それを示すかのように、さくらやを引き継ぐ形で「ビックカメラ聖蹟桜ヶ丘店」のオープンが発表されました。
(2010年2月)
