〔閉店〕 現在はありません。
新化勝軒

しんかしょうけん

東京都多摩市関戸2-39-15

写真

聖蹟桜ヶ丘駅東口から 徒歩約5分

〔閉店〕 現在はありません。

2007年2月に閉店した「きがら」の跡地。「東池袋大勝軒」の味を再現する店が、5月の連休明けにオープンしました。

開店日が何回も延期され、やっと開店したと思ったら、しばらく閉店したりで最初は混乱していましたが、「大勝軒」のノレンの威力なのかオープン当初から大人気。いつも席が埋まっています。

「大勝軒」というのは首都圏にたくさんあるラーメン店のブランド。東池袋や永福町などいくつかの流派があります。最大手が「東池袋大勝軒」の系列で、もりそば(=つけ麺)が有名です。今年の春に、東池袋本店の店主が引退して店を閉めたときには、全国ニュースで話題になりました。

かもきちは東池袋に行ったことがないので本物を知りません。とはいえ好奇心から、伝説の味を受け継ぐという「もりそば」を注文してみました。おおー、軟らかめの太麺だったんですねぇ。知りませんでした。ボリュームも半端じゃありません。

もりそばのスープは酸味や甘味を強く感じる複雑な味。動物性のダシがしっかり入っているのに、それを覆い隠すほど大量に入った魚の粉末ダシが舌にざらつく感じ。食べ進むほどに、いろいろな味がとんがって衝突しているような違和感をおぼえました。

東池袋大勝軒の味もこうだったのでしょうか。強烈に個性的ですが、しかしトータルで見たら、けっしてレベルが低いとは思いません。好きな人にはたまらない味でしょうね。

新化勝軒のオリジナルラーメンもありますが、東池袋の貫禄に比べるとまだまだ発展途上中かな。今後に期待。

(2007年7月)
(2016年11月訂)

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