「かもきちさん、マサラの店名が変わったの知ってました?」
「知ってます。春頃にタイクンに変わったんです。ブログにも書きましたよ。」
「いえいえ、そのタイクンがまた変わって、今度の名前はロージナですって。」
「ロージナ?」
知り合いによると、ショーケースのガラスに貼り付けてあった「タイクン」の文字が剥がされ、素朴な手書きで「ロージナ」と書かれた黄色い紙が貼られているそうです。そして、その両脇には、なんとフランスとオランダの国旗が掲げてあると言うのです。
現場写真を見せてもらい、ネットで国旗を調べました。なるほどフランスとオランダです。インド・ネパール料理から東南アジアまで広がったタイクンが、今度はヨーロッパを取り込もうとしているのでしょうか?
あまりに不思議なので、さっそく駆けつけました。
メニューや店の雰囲気は従来のまま。インド、ネパール、ベトナム、タイなどの料理が混在しています。
左右の旗は4つに折ってありました。調べたらタイの国旗でした。折りたたんであるので、フランスやオランダの国旗に見えるのですが、なぜ旗を折りたたんでいるのかは謎です。
それよりも何よりもまず、なぜ「ロージナ」と改名したのでしょうか?
思いつくのは、国立(くにたち)の有名店「ロージナ茶房」ですが、このロージナはロシア語です。まさかロシア料理にも進出?
数々の謎がとけるには少し時間がかかりそうです。
(2010年10月)