(つづき)・・・ある時期から急激に「せいせき」が増殖をはじめました。1980年代後半に、それまでの殺風景な聖蹟桜ヶ丘に、巨大ショッピングセンターがオープンしたのです。
正式名称は「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」。これではいかにも長いと思ったのか「せいせきSC」という略語が同時に命名されました。
ひらがなの「せいせき」のロゴは広く普及し、セールのたびに住民たちの脳裏に刻み込まれていきました。
「桜ヶ丘」という名前には「どこにでもありがち」という大きなマイナスポイントがあります。
もし首都圏の人に「桜ヶ丘といえばどこか?」とアンケートをとったら、たぶん渋谷の桜ヶ丘が一位でしょうね。神奈川県なら横浜の桜ヶ丘か小田急線の桜ヶ丘。全国あちこちに「桜ヶ丘」という地名があります。
やはり聖蹟桜ヶ丘は「せいせき」という名前の方が、広域ではインパクトがありそうです。
かもきちとしては、心情的には「さくらがおか」なところがあるのですが・・・ 地元の人に読んでほしい気持ちと同時に、広く全国の皆様に、聖蹟桜ヶ丘のことを知ってほしいという気持ちもあって、「せいせき」をWEBサイトとブログの名前につけたのです。
(2005年7月)
(2009年12月)