(つづき)・・・ 新宿から聖蹟桜ヶ丘に向かう京王線の車窓に映画の風景が見える、と書かれていたら、それは間違いです。
遠方からいらっしゃる人は、新宿から京王線に乗って来ることが多いと思います。そこで、「次は聖蹟桜ヶ丘〜」というアナウンスを聞いて、気合を入れて窓の外を見ても、映画の風景は現れません。
「あれれ・・?」と思っているうちに電車は多摩川の鉄橋を渡り、すぐに大きくカーブして聖蹟桜ヶ丘駅のホームにすべりこんでしまいます。
映画の風景を追体験したい人は、聖蹟桜ヶ丘から各駅停車でひとつ先(八王子寄り)の百草園まで行ってください。いったん改札を出て右側に出てみましょう。PANE(パーネ)というベーカリーがある方です。
踏み切りの手前から駅を眺めてください。映画のシーンが思い浮かびませんか。(ちなみに、映画と関係ありませんが、PANEのパンはおいしいです。おすすめです。)
百草園から各駅停車で聖蹟桜ヶ丘へ。進行方向右側に当時のおもかげを残す風景が再現されます。もちろん全く同じではありません。年月がたち、家具店などはなくなり、マンションに変わっています。
電車は、うしろ1〜2両ぐらいに乗りましょう。雫が降りた階段の近くで下車できます。
(2009年3月)