毎年11月中旬頃に開催。聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩5分の学園祭です。
わりと最近、学校名が変わったそうで、正式には「東京多摩調理製菓専門学校」だそうです。
地元では昔から多摩調理師学校と呼ばれています。だから略称は多摩調(たまちょう)。多摩調の学園祭なので「多摩調祭」です。
年に一度、学校施設が開放され、つきたてのお餅やヤキソバをはじめ、各種模擬店が並ぶ様子は普通の学園祭とよく似た光景です。
しかし、調理師をめざす学生さんが作るだけあって、レベルが高いのです。どれもおいしいので近隣住民は毎年楽しみにしています。遠くから電車でやってくる人も多いそうです。
今年(2006年)はあいにくの雨でしたが、例年同様に大勢の人が集まりました。特に人気が高かったのは、学生さんが心を込めて作った焼きたてパンやお菓子の販売。
朝早くから整理券を求め、皆さん傘をさして行列していましたよ。模擬店のほか、有名店のシェフを招いた中国料理講習会や介護食講座などもあって盛りだくさんでした。
上の階では、和洋中華やお菓子など学生さんの作品が展示されていました。どれも力作揃いで、優秀作はそのまま都心のホテルに飾ってもよさそうなほど。盛り付けがみごとなだけでなく、食材や食器の配色にも細やかな配慮が感じられました。
料理のジャンルごとに照明光を調整できれば作品がさらに映えると思いました。しかし展示会場はふだんは普通の教室のようですから、仕方ないかもしれませんね。調理室の照明は教室よりも良かったです。
(2005年11月)