北海道旅行記
a book of travels in Hokkaido

6日目(8月23日木曜日)

7時30分、起床。

外は雨・・・。

はぁ・・・。

食堂で朝食をとりながら天気予報を確認する。
昨晩の予報どおり、台風11号は道東へ抜けたようだ。

今日の天気予報は「晴れ」であった。
朝は雨が残るが、9時頃からは晴れてきそうだ。

8時43分、宿を出発する。

700mほど走り、8時46分、上士幌町鉄道資料館に到着する。
上士幌町鉄道資料館は旧国鉄士幌線糠平駅跡にある。

9時から開館であったので、駐車場に車を置き、周辺を散策する。

上士幌町鉄道資料館
上士幌町鉄道資料館
糠平駅構内に残る腕木信号機
糠平駅構内に残る腕木信号機

上士幌町鉄道資料館から上り坂をしばらく歩く。
トンネルを抜けると橋があり、橋上からは「不二川橋梁」を見ることができた。

不二川橋梁
不二川橋梁

不二川橋梁は橋桁だけが残っている。

廃線跡は寂しいものだ・・・。

来た道を戻ると9時になっていた。

入館券(大人100円)を買い、上士幌町鉄道資料館に入る。

入館券
入館券

館内には廃線となった士幌線に関する資料が展示されている。
帯広駅から糠平駅までの区間を撮影した展望ビデオもある。

音更線建設要覧(復刻版)を買う。

音更線建設要覧
音更線建設要覧

士幌線の上士幌駅から十勝三股までの区間は当時、音更線として建設された。

音更線建設要覧の売り上げはアーチ橋保存のために使われるそうだ。

9時30分、上士幌町鉄道資料館を後にする。

約2km走り、9時42分、ひがし大雪博物館に到着する。

ひがし大雪博物館
ひがし大雪博物館

入館券(大人300円)を買う。

入館券
入館券

館内には大雪山国立公園の動植物や自然に関する展示がある。
展示物や解説がたいへん充実している。

一番驚いたのが、昆虫の標本の展示である。
大雪山に生息する昆虫だけでなく、世界の様々な場所に生息する昆虫の標本が展示されている。

館内を見学し終え、外に出ると、青空が広がっていた。

10時25分、ひがし大雪博物館を後にする。

R273をアーチ橋を見ながら、層雲峡に向けて走る。

三の沢橋梁
三の沢橋梁

最初に見えてきたのが「三の沢橋梁」である。

国道273号線
国道273号線

R273を約12km走り、10時42分、糠平三股林道に入る。

糠平三股林道
糠平三股林道

糠平三股林道を約4km走り、10時52分、車を止める。
旧国鉄士幌線の廃線跡(糠平ダム建設前の旧線)を糠平湖に向けて歩く。

旧国鉄士幌線廃線跡(糠平ダム建設前の旧線)
旧国鉄士幌線廃線跡(糠平ダム建設前の旧線)

廃線跡は台風11号による大雨のため、川のようになっていた。

森を抜けると、糠平湖とタウシュベツ川橋梁が見えてきた。

タウシュベツ川橋梁
タウシュベツ川橋梁

タウシュベツ川橋梁は糠平湖の水位が下がるときだけ姿を現す。

タウシュベツ川橋梁を歩いて渡る。

タウシュベツ川橋梁から十勝三股方面を望む
タウシュベツ川橋梁から十勝三股方面を望む

見事なアーチ橋である。

糠平湖とタウシュベツ川橋梁
糠平湖とタウシュベツ川橋梁

しばらくの間、タウシュベツ川橋梁を眺める。

旧国鉄士幌線の廃線跡を歩いて戻り、11時10分、層雲峡に向けて出発する。

糠平三股林道を約4km走り、R273に入る。

しばらくR273を走り、幌加除雪ステーションを過ぎると「第五音更川橋梁」が見えてきた。

第五音更川橋梁
第五音更川橋梁

R273を約11km走り、町道常呂川本流林道の入口を通り過ぎると思いがけない光景に遭遇する。

国道273号線通行止
国道273号線通行止
国道273号線通行止の道路情報
国道273号線通行止の道路情報
国道273号線通行止の案内
国道273号線通行止の案内

通行止・・・。

はぁ・・・。

糠平温泉を出たとき、通行止の情報は出ていなかったのに・・・。

ショック・・・。

ゲートにいた係りの人に尋ねると、いつ開通するかわからないとのことであった。

層雲峡をまわり、旭川か美瑛で宿泊しようと考えていた。
予定していた今日の行程を白紙に戻し、計画を練り直す。

北海道を車やバイクで旅した人ならおわかりと思うが、R273からR39に抜けるルートが使えないと、
大雪山系の山々を南回りで200km近い迂回をしなければ、美瑛、旭川方面に向かうことができない。

R273、道道85号線、R274、道道133号線、道道75号線、R38を経由し、富良野に向かうこととする。

R273、道道85号線を約45km走り、12時26分、然別湖に到着する。

然別湖
然別湖

雲は多かったが昨日よりは眺めは良かった。

12時31分、然別湖を後にする。

道道85号線を約5km走り、12時37分、扇が原展望台に到着する。

扇が原展望台からの眺め
扇が原展望台からの眺め

扇が原展望台からの眺めは素晴らしい。
雲は広がっていたが、十勝平野を一望することができた。

12時40分、扇が原展望台を後にする。

道道85号線、R274、道道133号線、道道75号線を約37km走り、13時14分、「元町」の交差点を右に曲がりR38に入る。

R38を約17km走り、13時30分、狩勝峠に到着する。

狩勝峠からの眺め
狩勝峠からの眺め

狩勝峠からは十勝平野を一望することができた。

ゆでとうきびを一本買い、食べる。

甘くておいしい!

13時45分、狩勝峠を後にする。

R38を約21km走り、14時5分、道の駅「南ふらの」に到着する。

南富良野町

チャレンジBOOKにスタンプを押す。

道の駅「南ふらの」

14時10分、道の駅「南ふらの」を後にする。

R38を約42km走り、JR富良野駅に到着する。

駅前公園の横にある駐車場に車を入れる。

JR富良野駅で記念入場券を買う。

入場券(硬券)   入場券(硬券)
入場券(硬券)

駅前にある「ふらの観光協会インフォメーションセンター」で今日の宿を手配してもらう。

「ふらの観光協会インフォメーションセンター」から歩いて2、3分の所にある「北の国から」資料館に向かう。

「北の国から」資料館
「北の国から」資料館

入場券(大人500円)を買う。

入場券
入場券

館内には「北の国から」の撮影セット、小道具等が展示されている。
館内の展示物は撮影可能であるが、ホームページ等への掲載は禁止されている。

15時37分、「北の国から」資料館を後にする。

宿にチェックインするまで時間に余裕があったので、麓郷に向かうことにする。

R38、道道544号線等を約21km走り、16時3分、黒板五郎の石の家に到着する。

黒板五郎の石の家
黒板五郎の石の家

黒板五郎の石の家は「北の国から」の撮影のため、秋から一般公開が中止されるそうだ。

駐車場の近くにある「緑豊牧場」でメロンを買う。
麓郷に来ると必ずこの「緑豊牧場」に立ち寄る。

すっかりリピーターになってしまった。

前回(5回目)の時に買ったアスパラガスはおいしかった。

16時24分、黒板五郎の石の家を後にする。

約3km走り、16時30分、麓郷展望台に到着する。

麓郷展望台からの眺め
麓郷展望台からの眺め

16時35分、麓郷展望台を後にする。

道道544号線、R38、道道800号線等を約30km走り、17時17分、今日の宿となる「ペンションフラヌイ」に到着する。

チェックインの際、富良野スキー場で行われる熱気球フライトの予約をする。

ペンションフラヌイは富良野で最初にオープンしたペンションだそうだ。

トロン温泉に入り、疲れを癒す。
入浴後、レストランで夕食をとる。

部屋に戻り、明日の行程を考える。

「富良野→十勝岳温泉→望岳台→美瑛→旭岳→天人峡→美瑛(泊)」の行程にしようかなぁ・・・。

う〜ん、悩むなぁ・・・。

明日は熱気球フライトがあるので、5時起床。

21時前、早めに床につく。

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