SF小説の部屋



中学生の頃に夢中になって読んでいたSF小説で手元に残っているものをご紹介します。
最近では書店でも見かけなくなって残念です



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タイトル/表紙 著 者 発行所 発行年月日 内 容

SFカーニバル

フレドリック・ブラウン (株)東京創元新社 1964年11月13日初版
1969年11月21日18版
鬼才フレドリック・ブラウンが、今まで他のいかなる選集にも収録されたことのないSF短編の傑作中の傑作を編纂した名アンソロジー。地球侵略、タイムトラベル、ロボット、スペースオペラ、ミュータントなど、SFの主要テーマを網羅。

宇宙をぼくの手の上に

フレドリック・ブラウン (株)東京創元新社 1969年3月28日初版
1971年5月 7日6版
SF短編の名手フレドリック・ブラウンが描く奇想天外なお話の数々。月に思いを寄せるハツカ鼠、善意に満ちた怪物ベムたち、ゴキブリの思念投射に惚れ込んだ男、サンドウィッチの中の宇宙船等々、奇抜な着想と豊かなファンタジーにいろどられた全九編の物語の饗宴はいかなるSF嫌いの読者をもSFファンに変えてしまう不思議な魔力を持っている。

73光年の妖怪

フレドリック・ブラウン (株)東京創元新社 1963年10月27日初版
1969年4月25日14版
地球から73光年の彼方にある惑星からアメリカに飛来した知生体という奇抜な生物。これは自由自在に他の動物にのり移れるという不可思議な力を備えている妖怪だった。知生体の到来とともに、その地方には人間や家畜や野生の動物が自殺するという異様な現象が起こり始めた。この怪現象にいち早く注目したのは、たまたまその土地に来ていた天才的な物理学者だった。この姿なき怪物の正体を破壊して人類を破滅から救おうとする教授の頭脳と、知力の塊ともいうべき知生体が演じる虚々実々の知恵比べ。

未来世界から来た男

フレドリック・ブラウン (株)東京創元新社 1963年9月6日初版
1969年11月21日19版
奇抜な着想と語り口のうまさでは定評のあるフレドリック・ブラウンが趣向の粋をこらした作品ぞろいです。不死身のアメリカ大統領の秘密とは? 超高速で空間を飛んだ宇宙艦隊の行方は? 火星人の手から地球を救ったロバの話とは? タイムマシンで大もうけをたくらんだ男の運命は? 20世紀の三大発明とは? 戦慄と幻想の世界が読者の眼前に展開する。

スポンサーから一言

フレドリック・ブラウン (株)東京創元新社 1966年3月25日初版
1971年1月22日11版
SFショート・ショートを書かせては、その右に出る者がない鬼才フレドリック・ブラウンの傑作集。

天使と宇宙船

フレドリック・ブラウン (株)東京創元新社 1965年3月26日初版
1970年1月16日12版
二つの太陽の間を、8の字形の軌道を描く惑星上では、なにが起こるか?18万年前に生まれた男からあなた宛に届いた手紙は、なにを語るか?電力を失った20世紀文明は、いかなる変貌をとげるか?シンシナティ市に発生した悪魔と坊やの大決戦は・・・?「未来世界から来た男」で絶賛を博したフレドリック・ブラウンの傑作中短編全16編。

宇宙の一匹狼

フレドリック・ブラウン (株)東京創元新社 1966年10月7日初版
1969年10月10日7版
火星と金星が、地球の植民地となった時代。世界には悪徳と腐敗が横行し、まともなことはなにひとつないご時勢。そんなときに何百万光年ものかなたから、一つの不思議な岩が太陽系に近づきつつあった。考えることのできる、ほとんど万能のこの生物的無生物は、いわば宇宙の変わり種であり、ごろつきである。いっぽう人間界きってのごろつきの犯罪人クラッグは、この宇宙の一匹狼のような岩を迎えて、いかなることをしでかすか?

地底のエリート

K・H・シュール (株)東京創元新社 1966年7月22日初版
1969年6月27日7版
床に捨てられたバナナの皮に始まる悲喜劇的な偶然の連続が、人知の限りをつくした厳重な安全弁を次から次とつまらせ、東西両陣営間に飛び交う核ミサイルの大群のため、全世界は数時間のうちに凄惨な地獄と化した。ときに1978年5月19日。アメリカが人類文化の存続をめざして、メキシコ国境に近い砂漠の地下深くに構築しておいた地下都市とそこの住民1万人だけが、死を免れた。それから174年後、その住民の子孫は・・・。

透明人間

H・G・ウェルズ (株)東京創元新社 1964年2月28日初版
1969年8月29日13版
イギリスの寒村に、不思議な男がひとりやって来た。顔じゅうを真っ白な包帯で巻いて外気に触れているのは鼻先だけという異様な風采だった。この男の出現と同時に村の中には奇怪な出来事が次々に発生し、ついには恐るべき真相が明るみにでる。透明になれたら、という人類の願望をかなえる秘薬を発明した科学者がたどる数奇な運命。SF史上の古典となったウェルズの傑作。

20億の針

ハル・クレメント (株)東京創元新社 1965年2月5日初版
1969年9月19日8版
ある日、二隻の宇宙船が南太平洋に墜落した。一隻に乗っていたのは探偵でありもう一隻には犯人が乗っていた。そしてその両者とも人間ではない。ゼリー状の半透明の生物で、しかも優れた知性と感覚をもっている。ただ、宿主を持たないと生きていけない。探偵は聡明な少年の体内に寄生し、悪党は別な人間を宿主にした。ここに両者の地球上での虚々実々の追跡戦が開始される。20億の人間の中のただ一人にひそむ犯人を見つけることはわら小屋の中で一本の針を探すのに等しいほどの難事ではないか!

明日プラスX

ウィルスン・タッカー (株)東京創元新社 1965年12月24日初版
1969年11月7日7版
20世紀末のアメリカでは、すでに精神感応力の持ち主が現れ、タイムカメラが完成し、またタイムマシンの出現も取り沙汰されていた。その頃、全米各地で6回の爆発事故が起こり、政財界の要人が次々消されていった。保安警察捜査班の精密な調査にもかかわらず、爆発物の正体も犯人の手がかりも皆無だった。ある日、突如として発生する大爆発、それは時間と空間を越えて、過去あるいは未来から飛来するものなのか?

ガス状生物ギズモ

マレー・ラインスター (株)東京創元新社 1969年6月20日初版 ヴァージニア州西部の山中で、野生動物が死にはじめた。いずれも激しい抵抗のすえ死んだ痕跡が歴然と認められたのだが、死骸にはかすり傷ひとつ見当たらない。狩猟雑誌の依頼で、この奇妙な事件の調査に出かけたディックは、やがて恐るべき危機に遭遇する。それは目に見えないガス状生物ギズモの仕業であり、しかもギズモの魔手は、野生動物から家畜へ、家畜から人間へとのびはじめる。いまや地球人類は絶滅の危機に瀕した・・・

時間の種

ジョン・ウィンダム (株)東京創元新社 1966年11月25日初版
1969年4月25日5版
宇宙からの来訪者の正体は?難破宇宙船に乗り合わせた唯一の婦人客はどうして生き残れようか?母なる地球が爆破したのち、他の遊星上にいる人間たちはどうなるか?自分の老いた体を捨てて若者の体に乗り移ることによって不老長寿は可能であるか?自分と姿かたちのまったく同じ人間が街を歩いていたら・・・?思いやりのあるロボットを女中として使っても便利だといってばかりはいられないのはなぜか?名作「トリフィド時代」の作者が自選した短編集

マラコット深海

コナン・ドイル (株)東京創元新社 1963年12月6日初版
1969年11月21日16版
大西洋の深海調査に出発したストラッドフォード号は突然、消息を絶ってしまった。しかし遭難したと思われた乗組員たちは恐るべき冒険に巻き込まれ、驚異の新世界を目撃したのだった。八千年前の昔、人知をきわめた大陸が大西洋の底深く陥没し、それと同時に海底に棲息する人類が誕生していたのである。目をあざむくばかりの海底の奇観、万能の邪神バアルとの死闘。驚嘆すべき科学的予見に満ちたドイルの空想科学小説の傑作。

巨人頭脳

ハインリヒ・ハウザー (株)東京創元新社 1965年8月20日初版
1969年8月15日9版
アメリカの秘密軍事基地には人間の頭脳の2万5千倍のポテンシャルを持つ巨人頭脳が設置されて、軍事目的に利用されていた。ところがある日、突如として巨人頭脳は低俗な人間どもに服従することを拒否し、人類が高度の機械社会に服従することこそ文明の法則であると宣言した。アメリカ全土にわたって飛行機の方向が狂ったり、列車が脱線したり、ダムが決壊したり、大混乱が続発する。敵性国家はこの混乱に乗じて攻撃を開始しようと動き始め、まさにアメリカは自ら作った巨人頭脳のために滅亡の危機に立たされる。

ロボット文明

ロバート・シェクリー (株)東京創元新社 1965年2月25日初版
1969年10月10日9版
オメガ惑星は地球の犯罪者が送られて行く徒刑場であった。そこは地球の文明社会からは完全に隔離された、悪人だけが住む世界であり、奴隷、平民、貴族という厳しい区別が存する階級社会でもあった。善悪の価値は転倒し、悪徳が奨励され、より大きな悪事をなすことによってのみ出世が許されるあべこべ世界である。毒薬と凶悪は氾濫し、堕胎医は横行し、殺人請負業者は公然と看板を掲げている・・・。鬼才シェクリーが意表をつく着想で書き上げた興味満点のSF長編。

猿の惑星

ピエール・ブール (株)東京創元新社 1968年7月12日初版
1969年9月12日7版
太陽系の探検がおわったのち人類最初の恒星間飛行が試みられた。宇宙船は二年後に超巨大星ベテルギウスの君臨する宇宙空間に到達した。そこは地球から300光年の距離にあり、しかもその間、地球では約三世紀半の歳月が経過していた。宇宙船はある惑星に着陸したが、その星では以外にも猿が万物の霊長であり、逆に人間狩りを行っていた。風刺と文明批判に満ちたセンセーショナルな異色SF。映画と見比べるのも面白い。

原子力潜水艦
シービュー号


シオドー・スタージョン (株)東京創元新社 1965年5月21日初版
1968年12月20日10版
アメリカの原子力潜水艦シービュー号は北極洋を潜行中、地球が火の帯に取り巻かれているのを発見した。国連の特別委員会では、その火の帯が自然消滅すると主張する説とそうでないと主張するネルソン提督の見解が正面衝突し、人類を滅亡から救うためにシービュー号はアメリカを脱出して南太平洋に向かった。しかし国連はシービュー号を撃沈するために艦船を動員して追撃を開始、世界最強の能力を誇る原子力潜水艦も、地球の災厄を目前に控えて窮地におちいることとなった。テレビ映画化でおなじみのネルソン提督、クレーン艦長らが活躍するスリル満点のSFアドベンチャー。

ボッコちゃん

星   新 一 (株)新潮社 1971年5月20日印刷
1971年5月25日発行
悪魔、ボッコちゃん、おーい でてこーい、ツキ計画、ゆきとどいた生活、妖精、キツツキ計画等傑作短編集。特に「おーい でてこーい」がお気に入りです。

ようこそ地球さん

星   新 一 (株)新潮社 1961年8月30日発行
1971年1月30日10刷
ようこそ地球さん、来訪者、狙われた星、宇宙からの客、デラックスな拳銃、殉教等ショート・ショート28選

48億の妄想

筒 井 康 隆 早川書房 1965年12月31日発行
1970年9月15日3版
痛烈な風刺が効いたナンセンスの域を超えたSF。






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