自作FRPボンネット

 3ページ目

 さて、次は多くの人が悩むボンネット・ヒンジの取り付け部の作成です。

 私は、アルミの角材を用意して、ドリルで穴を開けて、片方だけのこぎりで切れ込みを入れました。

 そして、その切れ込みに高さが10mmくらいのロングナットを打ち込みました。

 反対側から見ると、こんな感じです。

 これだけだと、万が一、ナットが共周りしたときにボンネットがつけられない、もしくは外せないと言うしゃれにならない事態になりかねないので、金属用のパテを埋め込んで、ナットが動かないように補強します。

 これが、私が使った金属用パテです。

 ホームセンター等で、¥1000もしないで購入できるでしょう。

 フロント側のキャッチ部は、コの字型の、ねじ山をきってあるフックを購入してきて、鉄板にナットで固定します。

 このとき、実際にFRPボンネットの裏骨にはめて、どれくらいの高さにするのかをうまく調節します。

 そうしないと、あとからは2度と調整できませんから!!

 さぁ、ここまで準備を整えたら、あとは一気に進めましょう。

 まずは、ボルトを使って、ヒンジ部のアルミ・ステーを裏骨に仮組みします。

 そして、接着剤で表面と裏骨を貼り付けます。

 ヒンジの位置をうまく合わせないと、斜めになったりするので慎重に。



 あっ、忘れてた!

 表と裏を貼り付ける前に、表面の修正をしておきます。

 ポリエステル樹脂にタルクを混ぜて、パテを作ります。

 これに硬化剤を入れて、ボンネットに薄く塗って、凸凹を修正しましょう。

 硬化したら、一生懸命ペーパーなどで表面の修正です。

 私は、あまりにもきつかったのでオービタル・サンダーを購入しました。

 ホームセンター等で¥5000もしないで購入できるので、FRP製品の自作にはまった方は購入しておいたほうがいいかと思います。

 なお、私のボンネットは、パテを塗っても、サンダーで削っても、凸凹は消せませんでした。(涙)



 次に進む   / サブ・メニューに戻る