K6Aエンジン・メカチューン

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 最後に、コンロッドの研磨をします。

 重量あわせと、気持ち程度の軽量化です。

 でも、はっきり言って、軽量化は無駄に労力を使うだけで、ほとんど変化しないですよ。

 表面の、鋳物の肌を取る程度じゃぁ、ほんの数グラムしか削れませんから。

 気持ちの問題ですね。

 左が研磨したコンロッドで、右がノーマルです。

 たしか10gくらい軽くしたはずです。

 スズキスポーツ製の、ワークス用のコンロッドと同じ重量(340g)を目指したのですが、あまりにもつらくて・・・

 3本とも、345gにしています。

 ノーマルは、たしか356gくらいでした。

 ノーマルの状態で、誤差は1g程度しかないので、ただでさえバランスの悪い3気筒エンジンだと、その違いはほとんど分からないでしょうねぇ・・・

 ここまで来たら、あとは「組み」です。

 指定トルクどおりに、慎重に、組みつけていきましょう。

 あと、私はバルブ・クリアランスをIN側を0.10mm、EX側を0.15mmにしました。

 サービス・マニュアルでは、0.20mmで、+−0.02の範囲で組み付けるようにとなっているのですが、少しでもハイカムに近づけたいがために、かなり詰めています。

 これでも、バルブとピストンは当たりませんので大丈夫です。

 それに、完全暖機時はクリアランスが広がりますから。



 これくらいの加工と流用で、ずいぶんと軽く回るエンジンになりました。

 あと、フライホイールも軽量研磨していますけどね。(これが一番効果が大きいかも・・・)

 でも、2号機エンジンでは、コンロッド形状の変更と、ピストン形状の変更、メタルを低フリクションタイプへの変更を考えています。

 まずは、K6Aエンジンのいろいろなカムシャフトのバルブ・作用角の測定を終らせてからですね。

 あと、今年のジムカーナ走行会が終ってから。



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