フロア形状の比較・考察

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 次に、ラパンのフロア形状を見てみましょう。

 これは、同時期に開発されたMRワゴンと共通です。

 そして、MC系ワゴンRの後期にも採用されています。

 なお、ラパン以外のアルトは、フロア形状が変更になることなく、モデルチェンジを迎えてしまいました・・・

 まずは、車を上げます。



 今回は左右共に赤い線を引いていますが、フロア下の骨が後まで伸びているのが分かりますか?

 フロアは、こうでないと。





 これは、MC系ワゴンRの前期や、Keiの前期も同じです。

 横から見ると、結構大きな骨に変わっているのが分かると思います。

 この変更のおかげで、リヤマフラーの振動がフロアに伝わるようになり、リヤマフラーのマウントに防振の為のダイナミックダンパーが付きました。



 そして、ラテラルロッドの車体側の取り付け部も、直角ではなく、横方向の動きを抑えるかのようにナナメに付いています。

 この変更は良いですね。

 コストをかけずに、リヤの剛性感を確保するアイディアでしょう。

 



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