メーター移植のポイント
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新規格車の乗用系軽自動車は、ほぼすべてのメーターが相互に移植可能です。
(平成10年10月〜おおよそ平成15年位まで)
具体的には、アルト、アルトワークス、Kei,ワゴンR、で相互に移植できます。
(未確認情報ですが、キャリー、エブリーも可能らしいです)
ということは、簡単にタコメータ付きに出来るってコトですよ。
しかも、いかにも後付っていう不恰好になることなく、自然な完成度で。
さぁ、今からヤフオクを見張りましょう。(笑)
注意点として、平成14年頃からメーターの仕様変更が行われています。
(MC系ワゴンRは、平成14年9月のマイナーチェンジから変更になっています)
主な変更点は、「燃料残量警告灯」の装備。
このせいで、車両とメーターのお互いの年式によっては配線の加工が必要です。
そこで、配線加工箇所を掲載しておきます。
新メーターを移植してみて、
「スピードメーターが動かない」「イルミが点灯しない」
という症状になった人。
初期型の新規格車に割りと新しいメーターを付けましたね。
では、メーターを一度、外しましょう。
裏のカプラーが3つあったと思います(大・中・小)が、中のカプラーに注目です。
中くらいのカプラー(14極)の配線を、以下のように組み替えましょう。
上が組み替え前(前期用配線)、下が組み替え後(後期対応)です。
紫が車速信号、赤/黄がイルミネーション電源、黒がイルミネーションアースです。
(判りやすくする為に、必要な配線のみを記載しています。 実際はもっと何本も配線が来てますよ)
この3本を組み替えることで、正常に動くはずです。
なお、後期型から装備された「燃料残量警告灯」の機能を活かしたいヒトは、1本配線を追加しましょう。
上記のカプラーの11番(元・紫の場所)に、一番大きなカプラーに来ている黄/赤線を入力することで、残量警告灯の
機能が動くようになります。(分岐させてくださいね)
どうですか?
動きましたか?
・・・・・えっ? メーター以外に不具合がでた?
・・・・ステレオが動かなくて、アラームが鳴らないんでしょ。
はい、やっちゃいましたね。
車の配線加工や電装品の取り付け・交換作業の基本は、
バッテリーのマイナスを外す
ですよ。
手を抜いて、そのまま作業して、とちゅうで
バチッ!
って言ったでしょ。
運転席右下の、フューズボックスの中にある「RADIO・DOME」フューズを確認しましょう。
多分、切れてますよ。
キーをオフにしていても、メーターには警告音やスピードメーターのための常時電源が来ています。
配線を入れ替える時、すぐ隣に常時電源が来ていますので、ちょこっと触れただけでもショートしますよ!
(参考までに、常時電源は白/赤です)
このページを参考に作業をする方は、ちゃんとバッテリーを外してから作業しましょうね。