平成二十三年四月小三十日 壬辰 六白金星命長流水性 
畢宿 卯月 旧やよい 旧三月大 皇紀二千六百七十一年。
昭和86年。大正100年。
 

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この常夜灯は日々感じた事、思った事、世相、政治批判その他

多岐に渡り書いているページです。過激な内容、表現が
あることを
予め、お断りしておきます。

              

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4月22日(金)丁未 五黄 仏滅 気温16℃曇り時々雨


今年は、平穏な一年になるかと思ったが、3月11日に
東北で発生したマグニチュード9.0もの巨大地震と、
その後に三陸地方を襲った10メートルを超える巨大津波で
壊滅的な被害が起きた。気仙沼沖に建設された世界一の
防潮堤は、所々無残に破壊され町並みを飲み込み、多くの
家屋が人々と共に、車と共に、漁船と共に押し流された!
過去の三陸沖地震で発生した津波の高さに合わせて作られた
多くの防波堤と防潮堤を、恐るべき破壊力を持った巨大な
津波の前に完膚なきまでに破壊し尽されてしまった。
過去の津波が高さ5メートル迄だったのでそれに合わせる
形で防災計画が為されていたもので、大自然はそんな人間の
小賢しい浅知恵で作られた堤防を嘲り笑うが如く、徹底的に
破壊した!誰もがマグニチュード9.0もの超巨大地震など
想定出来ず、被害は甚大なものとなってしまった。
確かに過去のデーターを参考にするのは簡単であろう。
しかし、結局は何の役にも立たなかった。
防災を考える上で、想像力が欠落していたのは余りにも
痛い!
その被害の中に東京電力福島第一原子力発電所がある。
ここでも津波の高さを5.4メートル程度として対策が
取られていたが実際に襲った津波の高さは14メートルから
20メートルを超える遥かに巨大な津波であった! 
故に、ほぼ無防備の電源設備一切が押し流されて原子炉を
冷却する機能が全て失われると言う、前代未聞の大被害に
なってしまった。1号機から5号機迄、冷却出来ない事態に
陥り、訳も分からず右往左往している間に燃料棒の温度が
上昇を続け、保管場所のプールの水が蒸発し、空気中に
晒された部分が破損!ヨウ素131やセシウムという
通常、存在しない放射性物質が検出され被害の深刻さが
浮き彫りとなった。その後、発生した水素ガスが爆発! 
2基の原発建屋の上部が木っ端微塵に吹き飛んだ! 
燃料棒を取り出す為の天井クレーンも根こそぎ破壊されて
燃料の搬出が不可能となっている。
しかし、温度上昇が続けば燃料棒全てが破損して周囲に
膨大な量の放射性物質を撒き散らす事になる。
漏れ出した放射性物質で人間が簡単には近付けない処で
水を注入しなければならない。国家の一大事に登場するのが
自衛隊や。空からヘリによる海水投下を試みるが及ばず...
次は、消防隊の精鋭部隊であるハイパーレスキューが
強力な放水車による注水を敢行し、一定の成果を挙げた!
しかしながら、水を循環する設備が使えず、溜まり続ける
汚染水をどうにかしなくてはならず、東電と政府は事前に
通告する事なく、海に流してしまう... これに世界が
驚いた!発表したのが海に流した後というお粗末さ...

さて、この原発はどこで作られた物か?大方は日本で
作られたが肝心の部分は、米国GE社の独占的なもので
つまりはブラックボックスとなっている。40年も前の
旧型原子炉なのに今もブラックボックスとはな...
更に、世界一の原子炉製造メーカーのフランス、アレバ社の
最高経営責任者が日本に来日。汚染の除去に全面協力する
用意があると記者会見。これは善意か? 答えはノー! 
国際社会にあっては善意等と言うものは無い! 
商売になると踏んだから来日しただけの事。 
原子力技術関係者の話を総合すると汚染除去の費用は
推定で約7600億円から2兆2千億円必要と言われている。
アレバ社の社長が日本にすっ飛んで来る訳がここにあった!
大儲けが出来るからのうー!(*-_-*) 

契約は、金額面は後回しで汚染除去を全面的に請け負うと
なっている。アレバ社が幾らの請求をするか具体的には
分からないが拒否出来ぬ契約内容となっている。
足元を見て、ふっかけられても言いなりに支払うしかない。
東電だけでは支払えぬ額やろうな...

ところで東電が発表した原発事故の収束工定表は実は
東電が作った物で無く、政府が作った物でも無い。
では、どこが作ったのか?
それは、米国原子力規制委員会NRCと、米軍当局、フランスの
原子力庁にアレバ社が共同作業で作り上げた代物や...
政府与党民主党も菅無能内閣も信頼に足りぬと判断された
結果であろう...  (*-_-*)情け無いのう..........

日本国内で原子力発電設備の建設が出来る東芝は、廃炉に
至る迄には、凡そ10年以上はかかると公表している。
或いは、これ以上かも知れぬ.....┓(´‐`)┏やれやれ…