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実はこの札を作ろうと思ったきっかけは競走馬『ディープ・インパクト』の存在でした。
『ディープ・インパクト』程常勝のイメージが強い馬はなかなか居ないのではないでしょうか。
いつか、この馬にまつわる開運グッズを作ろうと思っておりました。(もっとも、この馬をモチーフにしようとも版権の問題があり中々方向性は決まりませんでした)
ところで、皆さんは馬という存在自体が『勝負』に非常に密接していることをご存知でしょうか?
世界中で戦いの共として馬は使われていましたし、競争をさせて勝負を楽しむ競馬は他の生き物の競技とは格が違います。
そして、馬という存在が勝負を表すなら、とりわけ『ディープ・インパクト』は『勝ち』のカテゴリに対して強力なアドバンテージを持っている存在だと考えられます。
このアドバンテージを強力にアピールしたいと思い、重賞レースの当たり馬券(一着確定済み勝馬投票券)を使うことにいたしました。(当たり馬券を使おうにもディープ・インパクトでなかったら当方もまとまった枚数を用意しようとは思わなかったでしょう)
意外に知られていませんが、ディープ・インパクト自身が幸運に恵まれた馬でした。
「幸運に恵まれた馬が勝ちつづける」そして「勝った証がある」
勝ちに類する品を持つことで『勝ち運』を保持者に付与できる。
この考えは英国のフレイザー博士の呪術理論・共感呪術に由来しています。
そして、古来よりまさに馬に類する開運物としての『左馬』に目をつけました。
『左馬』とは書と絵の両面の由来があり、書としての左馬は「馬の字が逆に書いてあるところから「うま」の逆は「まう(舞)」であり、古来、舞はめでたい席で催されることから」、縁起の良い招福の駒とされています。また、左馬という字の下の部分が財布のきんちゃくの形をしており、口が良く締まって、入った金が散逸しないことから、富のシンボルとしての意味があります。このように、左馬は、昔から、福を招く、めでたい商売繁盛の守り駒としてよろこばれており、将棋の飾り駒として人気があります。
また、絵としての左馬は「左を向いた馬の絵『左馬絵』は『右に出る者なし』に通じる事から」、運気を上げる象徴とされています。
どちらにせよ『左馬』は縁起があり、『ディープ・インパクト』も縁起があるのです。
では両者を結びつけてしまおうと考えだされたのがこの必勝開運札です。
ベースとなる符は左馬の縁起だけではなくロン・ケイヴが洋の東西を問わず“使える”開運デザインを盛り込み、専用のシジル(縁取りに並べた祈願用呪術文字)まで作成しました。(なお、左馬〈鏡写しの『馬』〉の文字は中国古来の4タイプの書体からデザインしました)
この必勝祈願札は限定数しかご用意できません(ディープ・インパクトが引退してしまいましたので)。
また、縁起物なので万人に効果があるとは残念ながら申し上げられませんが、この必勝開運札で皆様のお役に立てればとお祈り申し上げます。