新潟県北部のヘラ鮒釣りの歴史は昭和30年代の半ば頃と思われる、もともと海釣りと渓流釣りの盛んな土地柄だったので、へら鮒釣りはやる人も少なく真ブナ釣りをする人が大きな鮒がいるけどミミズでは釣れないと言っていたとか、どこの土地でもへら鮒釣りの黎明期には同じ様な話が残されている。おそらく関東からの釣り人によって、本格的なへら鮒釣りの用具、技術がこの地方にもたらされた事には異論はない。昭和30年代の後半頃には5月の連休の頃には大型バスで乗り付けて「六郷の池」で例会を行った会もありました。昭和38年に日研新潟支部が誕生したのを皮切りに40年前半から各地で支部が結成されて、それまで釣った魚は貴重な蛋白源として利用していた人たちに、釣った魚はリリースする事を啓蒙した。放流事業の展開により、魚影は濃くなり11月後半から翌年の3月まで釣りが出来ないというハンデイが魚を充分に休ませて春には元気印のへら鮒に再会出来るのも雪国の恵みかも知れない。例外もあるが総じて新潟の県北の釣り期は4月から11月迄と言っていいだろう。桜の開花がシーズンの幕開けとなる。乗っ込みは4月の20日頃から遅い所では6月頃まで各釣り場で異なるが最近はダラダラのっこみの傾向が強い。夏べらのシーズンから秋の釣りとなり時雨の11月ともなれば極端に釣り人の姿が少なくなる。「栗ノ木川」など寒べら釣りの出来る川もあるが一般的ではない。


六郷の池 新潟市六郷新井郷川新堀  新潟市 木場の宮池 黒埼町木場
下条川ダム   加茂市下条内ノ倉湖  新発田市赤谷北上の池  新潟市北上
北山の池   新潟市北山大通川   新潟市大野新保の池   阿賀野市新保
新発田川放水路 聖籠町
管理釣り場「新潟ひょうたん池」