メキシコ旅行記 Vol.5
 
  
   
(2003年11月、ラテンアメリカ文化交流協会雑誌「オーラ!アミーゴス」
     に掲載された文章です。ノーカット版でご覧ください。)

日本人一人

大いに盛り上がったフェスティバルの次の日、出演者一同はベラクルス市まで一時間、かけて観光に出かけました。ドミチーロファミリーに連れられておいしい魚介類をいただいたり大満足の一日を過ごすことができました。
いってきま〜す!
暑かったなぁ。
たのしかったなぁ。
おいしかったなぁ。
 その翌日、とうとう日本のみんなとのお別れの日になりました。この日から私は日本人一人きりでの生活が始まります。浅井さん、吉村さんには礼儀作法をはじめ、音楽の難しさ、楽しさ、厳しさ、感性など、たくさんのことを教えていただきました。大変感謝しています。ずっと同室だった辻さんとは、毎日2人でいろんなお話をしました。そして、お琴の楽器屋を営むたっちゃんこと山本達志さん、彼にはこれからの自分の生き方や方向性などたくさん相談にのってもらったり、勇気をたくさんもらいました。本当にありがとうございました。

皆にはまた日本でお会いすることができるんだけど、なんだか永遠のお別れのような気がして去ったあともずっと泣いていました。それだけ大切な仲間がまた増えたということなんですね。
マリキータさん(歌) たみこさん(琴)
じょうたろうさん(和太鼓) たっちゃん(和楽器やさん)
ありがとうございました。また日本でお会いしましょう!(マリキータさんは昨年12月に他界されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。)

メキシコ旅行記6につづく          前の記事に戻る

もどる