3月にはいると、厳しい寒さも和らいできました。梅の花が咲きだしました。しばらくすると満開を迎えます。そのうち桜の便りも聞こえてきます。
学校はおよそ1年前に閉じられました。いまでは、閉校から1年しか経っていないのに、学校の痕跡すら感じられなくなりました。私たちの足もとが、そのまま崩れさってしまったように感じられます。通学に利用した錦糸町駅も大きく様変わりしてしまったし、駅から学校に向かう通学路も一変してしまいました。
そうです、学校も建て替えられて新しい校舎になっていました。学校の存在を示すものは、わずかに校内にたてられた“桂友”のモニュメントだけになってしまったようです。それは小さなものですがありがたいことだと思いました。
昨年、私たちのクラス会が学校の近くでおこなわれました。久しぶりのクラス会でした。私は体調がよくなく、あいにく出席できませんでした。送られてきた写真を見ると、40数年を経た今でも、クラスメートにはかつての面影が感じられました。
かつての友の顔には長い年月の年輪が刻まれていて、そのこぼれるような笑顔を見て気持ちが明るくなりました。
みなはすでに還暦を迎えたとのことでした。卒業後、東京周辺に散らばってしまいましたが、担任のY先生をはじめかなりの人が集まりました。
そこでは、どんなことが話題になったのでしょうか。学生時代の思い出に盛り上がったのでしょうか。部活動とか、生徒会のこととか、それともお互いの近況でしょうか。子供の教育のことでしょうか。子や孫の話だったでしょうか。・・・
学校は閉じられてしまいましたが、クラスメートの心にはかつての教室が鮮やかにいき続けていると感じられました。
・・・(2010.3.6)
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都立両国高校定時制