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両国高校定時制

都立両国高校定時制

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「ここで最初の問いに戻る。このページは何時まで続けるか」
「難しい問いだ。何時まで続けられるか分からない」
「それはどうしてか」
「このところ、行き詰っている」
「これだけで、もうよいと思うけれど」
「学校は、あと1年近くで閉校(閉課程)する。そこまでは続けたい気持ちだ。でも、
 どうなるかは分からない。ページでは教室の思い出を書いている。けれど、思い出
 せないことが多い。
 江東橋畔校舎はなくなってしまった。続けるのは難しい感じがする」
「なるほど。それでよいと思う」
「JR錦糸町駅から通学したことも遠い昔のことになった。・・・・・
 ところで東京でおこなわれた学校の再編だが、規模が大きすぎて個人の力では見通
 せない。個人が理解できる範囲を超えている。ことに地方にいると何も分からない」

「再編は始まったばかりだ。学校はこれからどうなっていくだろうか」
「学校はこれからどんどん変わると思う。私が在学していたころは、有名大学への進
 学実績で学校が序列化されていた。高校の校名がものをいった。校名や伝統も大切
 だと思うが、今では学ぶ内容が重視されてきたように思える。多様な教育の価値が
 広く認められてきたと思う。学ぶものの興味や関心が重視されるようになった。
 自分で考えて問題を解決する能力が重視されるように変わってきた。
 これからも、いっそう新しい考え方が求められていくと思う。
 さらに言うと、もっと広い舞台を踏まえた考えかたが必要ではないか。世界を舞台
 に活躍できる教育が求められると思う。具体像は見えないが大きく変わらざるを得
 ないはずだ」

「その根拠は何か」
「中国などのアジア地域で若い力が育っている。中国では貧しい農村から身を起こし
 て熱心に勉強する人が多い。英語を習得して広く活躍したいと思っている。広く欧
 米の文化を吸収したいと思っている。世界を舞台にして働こうとする若者が増えて
 いる。これまでに多くの人に接してきたが、英語や中国語に堪能な人に出会ったこ
 とはなかった。私たちは外国語に弱いと思う。
 中国などのアジアの若者はエネルギーや吸収力がある。たくましい感じがする」

「日本の若者はどうだろうか」
「真面目に勉強するが、たくましさにかけるように思える。ひ弱に見えるときがある。
 荒波のなかでアジアの若者に伍していけるだろうか。すこし心配だ。
 単に杞憂であればよいのだが」

 (2007.11.2)