京阪電車を作ろう
このページでは当店製の京阪電車を
皆さんと一緒に作ってみましょう。
まず、窓抜きです。当店では主にノミを
用いて抜いています。勿論、カッターナイフ
で結構です。外板は235sのアイボリー
ケント紙で、厚さ0,4ミリです。
(写真はクリックすると拡大します)
外板が抜けたら、内張りの紙に木工用ボ
ンドを薄めたので張り合わせ、窓を抜きます
内張りは180kgのバロンケント紙で、厚さ0.
3ミリです。中桟はノミで抜いているため、丸
くなるので定規でしごきます。
型紙の周りを裁断するとペーパーキットの
様になりました。屋根板を用いますが、以前
何一つメリットが無いと「とれいん」で発言して
いた御仁がいましたが、ペーパールーフでも
屋根板でも自分に合った方法で作って下さい。
側板の裏に3ミリ角材を接着します。妻板は
半径40ミリのカーブをつけます。雑誌の上に
置いて、ペンでゴロゴロ転がすと簡単に丸く
なります。
車体の組み立てです。まず片方から接着して
いきます。組み立ては木工用です。最近は瞬
着で組み立てる方も多くなっています。
横梁と前面の補強をしたところです。
屋根板を接着します。おでこはまだ整形して
いません。最近 から発売されたので
楽になりました。
おでこの整形です。木工用ヤスリでガリガリと
削りますが、手元が狂うと車体にヤスリを直撃
の恐れがあるので、車体につける前に予め整
形しておくことをお勧めします。同時に隅柱を紙
ヤスリで丸く整形して瞬着を流します。
屋根板の整形が終われば、プライマーを表と
裏に塗っておきます。
180番の紙やすりで研いでから、サーフェーサーの筆塗りです。ヤスリがけした傷があればパテを塗りこんでください。
乾けば240番の耐水ペーパーで研ぎ、缶スプレーのサーフェーサーを車体全体に吹きつけます。平滑な紙ですので、厚塗りはしなくて構いません。研ぐときはペーパーを板に巻いて保持するのが美しく仕上げるコツです。
400番の耐水ペーパーで研磨。窓の隅に残った研ぎカスはブラシで取り除きましょう。続いてサーフェーサーを塗ります。
600番の耐水ペーパーで研磨して、帯材を貼ります。材料は135sのバロンケント紙で、厚さ0.2ミリです。予めサーフェーサーを塗っておいて、シンナーを用いて接着します。
せっかくきれいに仕上げても帯材が曲がっていては興ざめです。両方から定規で挟んで矯正します。
帯材の端は痛みやすいので、さらさらタイプの瞬着を流しておきます。カッターナイフで切り出したので、返りは耐水ペーパーで磨きます。
そして最後のサーフェーサー塗り。ここまで来れば紙製とは思えない感じです。