CROMWELL MkW その2



その1


フィギュアを追加、さらに簡単なベースを用意してビネットとしました。フィギュアよりむしろベースの方に時間がかかってしまいました。当初もう一回り大きいベースで作業を進めていたのですが、どうも収まりが良すぎて逆にピンと来ない感じ。どうもクロムウェルが俯瞰では迫力に欠けるスタイルなのが原因なのではと思い、若干ベースからはみ出させた方が良いかなと思い、こんな感じになりました。 「最前線のやや後方」という感じで、少し緊張した雰囲気を狙ってみましたがそう見えますでしょうか?
後方の樹木はボカージュ地方の低灌木のつもりですが、実際このようなものかは判りません…(汗)使用したのは鉄道模型用のWOODLAND SCENICS 社のFINE-LEAF FOLIAGE という製品です。枝状のドライフラワーに細かく千切ったスポンジを貼り付けたという、古典的でオーソドックスなシロモノですが、従来の製品に比べて色合いも自然で、ミニスケールぐらいだとそのまま使っても問題無さそうです。この位のモノなら自分で作れそうなものですが、本来私は戦車模型が作りたいだけで、木や地面が作りたい訳では無いので、こういったお手軽製品は大歓迎なのです。
ネームプレートはエッチングの枠のネーム部分を切り取って文字部分に黒を流した後周りをふき取ってペーパー掛け、クリヤー処理したものです。

その6 その7 その8 これまではフィギュアを作る場合、手持ちのフィギュアの在庫を眺めながら使えそうなフィギュアをチョイスし、そこからどんな場面にするかを考えるという段取りでした。実際出来の良いフィギュアが少ないミニスケールではこの方法がある意味合理的とも言えるのですが、 今回は最初から「絵的なイメージ」がハッキリと出来上がっていたこと、「少し緊張した」感じを持たせるため、また最近プライザーやミリキャストなど、素材としてのフィギュアが充実してきたことなどから、部分的スクラッチに挑戦してみました。
戦車兵はハッチとのフィッティングと体をくねらせた感じが欲しかったので、全身を真鍮線を芯にしてエポパテで作成。ヘッドはミリキャスト、手の部分は丁度良いものを在庫から。
戦車上の兵士は、下半身は幻のエッシー第8軍(!)6ポンド砲兵のものをスクラップボックスから、それ以外は戦車兵に同じ。
立ち姿勢の兵士は、ミリキャストのワインかなにかをラッパ飲みする英兵を、右腕とヘッドを交換して使用。ズボンのしわモールドがちょっと好みでは無かったので、デザインナイフでほぼ完全に彫り直しました。


その2

ベースにゆるい坂を作って車両を少し傾けて配置。このほうが動きと迫力が出るかなと。
戦車長は身を乗り出した感じで戦場に急行して来た雰囲気を。

その4

「旦那、あすこの辺りにハチハチがいますぜ!気をつけてくんなまし。」
「ふむふむ…そいつぁ困ったな。どうしたもんかのう…」

その5

そんなわけでまた。


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