尼崎〜大津


1日目、'99年7月5日(月)晴れ、曇り


今は東京へは、新幹線か飛行機を利用する。自動車やバスもある。

昔の人は東海道を歩いた。自転車では、その頃の苦労を知りえないが、少しは実感できるかもしれない。

梅雨の中休み、一週間ぐらいはくもり空の予想。この日を逃すと当分チャンスがない。7時30分、出発。

淀川に出て河川敷き公園を走る。以前も走ったことがあるので余裕。枚方市になるのか、京阪の樟葉の駅まで続いている。

六甲山系に似た山間が幾つか続くので、京都方面からくると、六甲が見えたと思って勘違いをする。

橋を幾つか見るが、アーチ型とかつり橋型などさまざま。ため池がいくつもできていて、魚つりの風景も見られる。

守口あたりではモノレールも走っている。

オートバイを走れないようにするためか、柵が設けられている。そのたびに自転車を降りなければいけない。

おまけに工事中でダンプカーも走っている。

出だしから自転車は泥だらけ。やっと堤防の上に出ると、向かい風に悩まされる。

大津に出るのにコースが幾つかある。地図で見る限り最善のコースは、距離は長くなるが、淀川河川敷きを走る。

京阪だったか樟葉の駅を少し行って、斜めに1号線に出る道がある。

ただ河川敷きを上がってから堤防の上は狭く、車と並んで走る、こわい道になるが仕方ない。今度機会があるかどうかわからないが、覚えておきたい。

木津川に出る。自転車専用道路を堤防づたいに国道1号線に合流。

何となく遠回りしてきた感じがする。木津川を渡って淀の方に抜ける道も、以前通ったことがある。

要するに、1号線の横王路というところに出ればよい。

1号線沿いの木津川で昼食。琵琶湖に行ったときも、ここで食事をした記憶がある。

名神の手前赤池という所を東に向かう。これが間違いだった。山科市内を何度も道に迷う。

タクシーの運転手に道を聞くが無視される。何度も何度も人に聞く。

名神を左に右に見ながら、とにかく東に向かって走る。用意した地図のコピーは全く役立たず。

逢坂山。ここで転倒してバックミラーを割る。

違った道に入って、あわててユーターン、自転車だけがひっくり返った。そのときバックミラーを踏んでしまう。集中力が完全に欠けている。

マウンテンバイクは、ハンドルが普通のチャリンコと違って不安定だ。

交差点などで止まっていても、手でハンドルを押さえていないと、傾いて倒れそうになる。

ハンドルが低くていつも上体が前屈みになるし、腕や手のひらが痛くなるし、慣れるまで大へんだ。

やっと迷路から脱出、安心してしまったのか、下りをそのまますいすい、気がつくと琵琶湖を東に走っている。

どこで間違ったのか、左にコースをとるはずなのに、気がつかなかった。

立派なビルが並んでいて、コンサート会場か、官庁街か、湖面もちらちら目に入るよく舗装された道を引き返す。

まだ時間に十分余裕がある。コンビニで雑誌を買って、自転車屋がどこにあるか教えてもらう。

5分もいかないところにあったが、バックミラーなど置いていない。

結果、名古屋までバックミラーなしに走ることになった。後ろが見えないのは、走っていて不安がある。

15時30分、よく知った大津ユースホステルに到着。コンクリート造りの300人か500人か宿泊できる大きなユースホステル、これで二度目。

ここの主人は前には無愛想な印象があったが、今回はにこにこと応対を受ける。月曜日でほかに泊まる人がいなくて貸し切り状態。

普通は皆さん、彦根とかをゆっくり観光をして行かれます、お風呂もどうぞ、とすすめられる。

でも明日は名古屋まで行くことを話して、朝早く出ることを告げる。明日のことを考えると風呂はひかえ、早く食事をして寝ることだけ。

食事はたった一人の客に、実際はもう一人あとから来られたように思うが、申し訳ないような品数。焼きそばまでついて、食べきれない。

21時、就寝。二段ベットに新しいシーツ、静かで申し分のない環境。

これからの旅の不安か気持ちの高ぶりか、体もそうとう疲れているはず。

ところが、23時に目が覚めてから、眠れなくなる。寝ておかないとと焦るが、あとほとんど眠れない。
会計3、260円、万歩計19、250。