佐世保線電化で，松浦線からグリーン車がなくなることも大きな事でした。
下りがちょうど学校の登校時間帯に通過するので，開業前週のある日，
カメラを通学カバンに潜ませて登校しました。

名切のコンクリート高架橋を走る６２５Ｄです。

この列車は，佐世保を５：０２に発車する６２８Ｄとして平戸口まで上り（６：２０着），
折り返し，６２５Ｄとして，平戸６：５０発，佐世保に８：１２に帰ってくる運用でした。
車両の編成から見て急行「弓張」の間合い運用で，事実，この６２５Ｄは
佐世保駅の松浦線ホーム（たしか，４番線）に到着した後，お客さんを降ろさずに，
そのまま８：４４発急行に変身するので，事情を知っている乗客は座席を確保しようと，
中佐世保や北佐世保から乗り込む人もいたと記憶しています。

ちなみに，このコンクリート高架橋は，九州で最初のもので，
この区間と北佐世保駅が高架駅として建設されました。
戦時中に北松炭田の石炭を佐世保港へ運ぶために建設されたそうです。
現在も，外観に変化なく，ＭＲ（松浦鉄道）が，利用しています。