愛しの君、





こんばんは。千石清純ですヨ。

昨日はわざわざうちの学校まで来てくれてありがとう。
部活してるときフェンスの向こうを見たら君がいて、めちゃくちゃ
うれしかった。
そんだけでもうれしかったのにプレゼントまでくれてすげーありが
とう。あのリストバンドはものすごく気にいったッス。

だってオレンジだし、オレの色だし。


あのときさ、プレゼントくれたとき『千石君がもうリストバンド持って
るってしらなくて、ごめんね』って君は落ち込んでたけど、
そのあとのオレのチューの意味をわかってください。

わざわざ緑の箱にオレンジ色のリボンをえらんで包装してくれ
たことや、オレンジ色のリストバンドをくれたことや、君がこの世界
に存在していることや、
とにかくそういうの全部ひっくるめてうれしかったんです。
そのへん4649。




実は昨日、南たちとゃんのプレゼント予想をしてました。
つか、ぶっちゃけオレひとりでしゃべってました。
オレの予想は

”わたしをプレゼントします”って頬を赤らめながら言う』

だったんだけど、これはシークレットの方向で。




えーと、手紙ってすっげーむずかしいね。

うーんと、ああそうだ。この前かりた三日月ロック今度返すね。
ガーベラとか水色の街とか好き。

つーかこの紙、白紙でごめん。あとルーズリーフしか持って
なかったから。

チョごめ。




言いたいことが実はあるんですが、

おっと、もう紙が終わりだ。


                            二枚目へつづく→