真萱水路橋 Makaya-waterway bridge
                                                                          2007.4.23
串間市大矢取 真萱
架設:明治末期 石工:不明 橋長:25.0 m 幅:4.0 m 径間:11.35 m 拱矢:5.5 m 環厚57 + 45 cm
輪石が二重の単一アーチ水路橋
以前は発電用と農業用に使用されたらしいが、現在は農業用だけに利用されているようだ。
明治末期に愛知出身の願蔵寺の僧が水田開発を思い立ち、自ら資金調達の上、人夫に立ち混じってツルハシを振り、モッコを担いだりして大いに労役に励んだおかげで架かった水路橋であると伝えられている。

23日は6時44分に日南を発ち、まっしぐらに串間の真萱水路橋を目指したが、真萱辺りまで来て道に迷い、都城に出てしまった。再度引き返してやっと真萱に辿りついたのが9時36分。県道34号線の田園の向こうに、なにやら怪物らしきものがうごめいている!「はて、なんだろう?なにかあるな?」と、未だ石橋だとは信じられないまま、しばし呆然と突っ立っていた。その姿はゾウかマンモスの如くで、恐る恐る近づくまで胸の動悸が鳴り止まなかった。なんという存在感!まるでこちらに向かって突進して来るようだった。
「あぁ、こ・れ・が・真・萱・の・水・路・橋?」。まさに未知との遭遇の瞬間だった!
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