2005年9月6日の潮見橋                     撮影:井上従昭氏による
この日台風14号が全国各地を荒れ狂った。特に九州方面は記録的な集中豪雨に見舞われ、広島でさえ空や海、JR、バスなど公共機関が朝からストップし、学校・会社も休みになったところも多かった。
テレビでは鹿児島の土石流現場、大淀川の荒れ狂う様が衝撃的に映し出されていた。台風情報で鹿児島と聞けば潮見橋の姿が浮かんで来た。どうしているだろう、と気にしながら一日が過ぎようとしていた。
そこへ、井上従昭住職さまより、当掲示板にうれしいお便りが届いた。

9月 6日(火)19時25分17秒
ご無沙汰しています。
鹿児島は、強い台風の影響がかなりでましたが、潮見橋は川の水が溢れることもなく、どっしりと水を流していました。


−怒涛さえ 君にかかれば 波模様−

*台風14号-一夜明けた9月7日付の朝日新聞
風14号は、大型で強い勢力を保ったまま上陸し、九州に記録的な雨をもたらした。 大雨の最大の要因は、時速5〜20キロ程度と自転車並みに遅い台風の動きだ。台風の雨雲域が大きく、ゆっくりと進んだため、長い時間降り続いた。降り始めからの雨量は宮崎県中部の南郷村で、2日余りで1320ミリに達した。平年の9月1カ月分の3倍の雨が降った計算だ。
崎県えびの市では1270ミリを超えるなど、9県の44地点でこれまでの記録を大幅に超えた。
かったのはなぜか。通常、台風は九州の南あたりに来ると偏西風に乗るが、偏西風は東北付近を流れていたため、西風に乗ることができなかった。朝日新聞社の調べでは行方不明27人にのぼった。このうち、22人は土砂災害に巻き込まれたとみられ、多くは65歳以上の高齢者だった。風水害で約230人もの死者を出した昨年の教訓は役立てられたのか。今回の被災地の実情や対策を探ると、迫る災害への「危険度」を住民にどう伝えるかという問題が浮き彫りになっている。
日新聞の調べで、死亡が確認されたのは19人、行方がわからないのが8人。このうち、22人は土砂災害に巻き込まれたものとみられている。27人のうち65歳以上は19人で、昨年と同様、高齢者が目立った。
砂災害の被災者のほとんどが、自宅で被災している。鹿児島県垂水市小谷集落では3人の女性が集まっていた家に土石流が押し寄せた。集落は市中心部から約6キロ離れ、避難所となった公民館でさえ、2キロ以上離れている。集落の女性(88)は、「遠くて車がないと行けない」と言った。


幸にして、被害に遭われた皆様のご冥福をお祈りしいたします。合掌
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