跨虹橋 Kokoukyo

架設:天明6年(1786) 橋長:24.88m 幅:1.5m 支間割:24.88m
所在地:広島市中区上幟町・名勝「縮景園」*の中
濯纓池(Takueichi)の中央付近に架かる白い御影石で出来たアーチ石橋
*縮景園は元和6年(1620)、浅野長晟により造営を着手。

                                                                                                                               06.05.30
虹橋へは広島市の中央・八丁堀より白島線に乗り、3つ目の電停「縮景園前」で降りる。所要時間はわずか4分だ。この白島線は始発の八丁堀から終点の白島まで7分という直線コースで、市内でも最も短いローカル線である。縮景園前で降りると右角に広島県立美術館が見えている。跨虹橋は、その奥隣にある縮景園の中だ。
景園の中は濯纓池という大きな池があり、中央を二分するように跨虹橋が架かっている。池の周囲には跨虹橋のほかにも石桁橋、土橋、木橋などもある。名前を挙げれば、跨虹橋、龍門橋、昇仙橋、望春橋、夾籟橋、楊柳橋、踏雲橋、虎蹲橋、弄雲橋、錦繍橋、先心橋、観瀾橋、石蟾橋と、実に14もの橋があった。まさにここは橋の展示会場とでも呼ぼうか。
内では四季折々風雅な催しが行われ、今日(06/05/30)は帰宅途上、閉館(午後6時)までの30分で立ち寄ると、6月の行事は、しょうぶ茶会、田植えまつりの茶会の案内チラシが受付窓口に置かれていた。慌しく受付を済まし、「ところで、しょうぶは咲いていますか?」と訊ねると、「今、2輪だけ咲いておりますよ」とやさしそうなお姉さまが教えてくださった。「それ行け、やれ急げ!」で、カメラバックをかついで一目散に駆け込んでいく。園内を道なりに進むと、確かにショウブが2輪だけ池の中に咲いている。2枚だけシャッターを押し、更に進むと右手に赤と白の山法師の花(花びらに見えるのは実は総ほう片である)が今を盛りと咲き誇っていた。この山法師は別名ヤマグワともいわれ、ミズキ科の落葉小高木に属する。アメリカハナミズキとよく似ているが、花弁の形が尖っているため、法師の帽子のように見えたところからこの呼び名が付いたとか。
れにしても今日の入園は終始閉園の6時までガードマンにつきまとわれてしまった。それはそうでしょうね。6時までに出て行ってくれなければ職員の人たちの帰宅が遅れるんですものね。つきまとわれた私もやりにくかったけれど、ほっといたら当然6時までには門まで戻って来っこなかったこと、これだけは間違いありませんから、ガードマンさんの読み、さすがプロですね!今日のところ、ガードマンさんに軍配あり!でした、、、、。






前編
←2006.5.30
top