諫早眼鏡橋 (ISAHAYA-MEGANEBASHI)
長崎県諌早市                                                  2004.8.10
架設:天保10年(1839) 長さ:49.2 m 径間:18.1 m 拱矢:6.0 m 橋幅:5.5 m
諫早駅から歩いて15分ほどの諫早公園の中に架かる。
昭和32年の諫早大水害(7月25日から26日にかけての集中豪雨が、本明川流域で、494人の死者、45人の行方不明者を出し、住家の全壊・流失727戸、半壊575戸、非住家の全壊176戸、半壊320戸など総被害額87億円を越えた大水害)でもこの石橋は崩壊しなかったという。しかし、被害の大きさは無視できず、本明川を去らざるを得ない運命にあった。日本の石橋の中でも天下の名橋の一つに数えられるだけに本明川に残して欲しかったが、その優美な全景を水面に再現されるよう工夫されていることや、市民の憩いの場として愛される公園内に安住の住まいを与えられている点においては一定の評価はできる。      
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