池の藤(f013)

(2006.5.11)

見た方向は違いますがf006の初夏バージョンです。この時期藤の花が満開で吹き出るような新緑のサップグリーンとレモンイエローの混色の中に淡いむらさきの藤は、特に雨の中の風景は見とれるに値します。夕方5−6時を過ぎるとこの池の堤には野生の鹿が水を飲みにやってきます。「はな」と「ノラ」の夕方の散歩゜が遅くなると彼(彼女)たちに遭遇します。[ノラ]は老齢の上に自由の身ですからびっくりしませんが「はな」はおてんば娘であるとともに雑種のDNAのため一目散に追いかけ山の中に入っていきますが、鹿の足には勝てずしばらくたって戻ってくるや真冬にでも池の中に腹まで浸かって水を飲んでいます。今年は3回遭遇しました。カメラを持って準備はするのですが一瞬の出来事のためいまだに撮影できません。

----[ノラ]はいつも散歩を一緒にする野良犬、10年以上この近辺で生き延びているため多くの人に声をかけられ愛されていますが、彼は今の地位を確立するまでに石を投げられたり、野犬狩り、生け捕りの檻、麻酔銃、等々多くの迫害困難を乗り越えてきました。したがって、人間を信用しているわけではありません。朝夕餌を与えても決して誰もさわることも出来ません。しかし、賢い犬です。「吾輩は猫である」というネコがいますが、我輩はノラであるといってもおかしくないほどこの付近の人々を知り尽くしているように思います。これらの話は又何れの機会に----

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