第四番 

如来院/尼崎

2007年6月3日参拝

 

このお寺は、兵庫県の尼崎のお寺ばかりが集まっている寺町にありました。

この寺のいわれは、法然上人が四国に流罪となったとき立ち寄られ、遊女物語で有名だそうです。当時、仏教は身分の高い人のものでありましたが、法然上人の教えは広く誰もが身分に関係なく救われるということで遊女が旦那が説教を聴いている時、門前で待っており「私たちでも救われますか」との問いに「念仏を一心に唱えれば救われます」とい答えに感激し、出家の身になったとのことです。

----ここで、1つ賢くなります。「遊女」とはどんな身分だったと想像しますか。

時は800年前です。「遊女」というのは、@芸事が全てできる(笛、太鼓、踊り等)A旦那と行動を共にする。B教養が求められる(歌会などで旦那が詰まったときは、後ろから助け舟を出す)等の高い能力が求められた反面、それらにおごることなく、芸人にはならない、旦那と 離れたときには1歩も2歩も下がった生活をするなど、舞台と一般の生活を区別して生きて行く人であったのです。