第二十一番

京都大原 勝林院

2007年11月7日参拝

 

京都大原の里にやってきました。このお寺はあの有名な三千院の直ぐ隣にあります。このお寺は、「大原問答」といって、今までの仏教は、高貴な身分の高い人々のものであり又、難解な仏典を理解し幾多の困難な修行を伴うものでありました。そんな時、法然上人が身分の隔てなく誰でも往生するぞと念をこめて「南無阿弥陀仏」と唱えることにより、あのはすの花の咲いた極楽とか言う素晴らしいところにいけるといい始めたのです。身分の高い人や高僧は黙っておれません。そこで法然上人を招いてこのお寺で、「それはなんでゃ」この仏典のここは「と゜う理解するのや」とか、何とか質問をしました。それらは1昼夜続き、法然上人は質問の1つ1つを全て答えたそうです。その答えを聞いていた木像の阿弥陀様が光を放たれそれは「正解じゃ」といって証拠を示されたそうです。(・・先ず信じることから始めましょ)まぁ、伝説とか言い伝えとか言うものは、実際にあったかどうかは別にして「過去にそれらしきことがあった」ということで、その現象が事実かどうかは問題ではありません。そんなやり取りがあったお寺です。

いつもの年なら紅葉が真っ最中らしいですが、今年は春は寒く夏は暑く雨も少なく木の葉は枯れ枯れになって秋から冬に美しく衣替えができないといわれています。