モノクロ招待席


【モノクローム(銀塩白黒写真)の魅力にとりつかれた人達の作品をここでご紹介していき
たいと思います。ご希望の方は、下記の趣旨と応募要綱をお読みいただいた上で、こちらから
お申し込みください。追ってご連絡させて頂きます。ただし、内容によってはお断りさせていただ
く場合もありますのでご了承ください。

               招待席のコーナーはこちらから





一生の趣味に出来ると思った。一生、楽しめると思った。なのに、世の中の変動は想像を超えて電光
石火のごとく急だった。

あっという間にカメラ屋の店頭から銀塩カメラが消え、どこもデジタル一色となった。暗室用品売り場
はいつの間にか物陰に隠れるようにひっそりと置かれるようになった。いえ、あるだけ良かった。

メーカーは製造を打ち切った。撤退を始めた。そしてあろうことか!経営が行き詰まり、会社更生法の
申請を出すところまできてしまった。

ああ、私達銀塩白黒写真愛好家の行く末は???この動きを止めるにはどうすれば良いの・・・?た
だ、黙って助けを求めて待っているだけで良いの・・・?



                       


とまぁ、これは決して大げさでもなんでもなく、今の銀塩が直面している現実であり、私の偽らざる気
持ちです。

特に社会に貢献している訳でもなく、ファインプリント・アーカイバル処理等に拘り熱心に研究を積み
重ねているわけでもなく、後世に残るような偉大な事をしようとしているわけでもなく、一市民の、生
活の中のホントに些細な愉しみの一つです。

しかし、撮影からプリント制作に至る一連の作業を、すべて自分の思うとおりに出来る銀塩モノクロ
写真に魅力を感じ、「白黒」の色の無い世界に物事の本質を感じ、黒から白のグラデーションに得
も言われぬ美しさを感じ、暗室のツンとした酢酸の臭いが妙に心地良く、閉ざされた暗い室内に自
分一人の空間を持てることに喜びを感じ、像が浮き上がってくる様に期待と不安の入り混じったワク
ワク感。これらの感覚は、決して他では味わう事は出来ないだろう。


                             


そんな銀塩モノクロ(白黒)写真の魅力にとりつかれた同好の士の作品を、こちらのコーナーでご
紹介させていただきたいと思います。微力ではありますが、銀塩モノクロ(白黒)写真の存続を願っ
て・・・



                        


写真は一枚写真でも良いのですが、出来れば10枚前後を一つのテーマでまとめて頂き、添付ファ
イルとしてメールでお送りください。画像の解像度は100ピクセル/インチ、長辺を480ピクセルにし
てください。また、順番がわかるようにしてください。全体のキャプションがあるときには、そちらも入
れる事が出来ます。不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合わせくださいね。  メール