地球温暖化問題


地球温暖化について
温室効果気体
温暖化による影響
温室効果気体の削減対策




1.地球温暖化

 地球の温暖化すなわち平均気温の上昇は、長期的には寒冷化とともに氷河期と間氷期との間に起こる地史的局面ですが、近年では人工的要因による「温室効果ガス」の増加のために起こるより短期間の温暖化を意味します。これは長期的な気温変化に比べて急激で大きな変化です。
 本来、地球大気は地表面からの赤外放射の大半を吸収して、気温を維持する性質(温室効果)を有しますが、化石燃料の大量消費や人工的な気体の増加により、現状のままでは自然や生活環境に各種の悪影響が生じることが予測されています。




2.温室効果気体
 温室効果気体は、地球が出す赤外線を強く吸収します。そのためこれらの気体は暖まり、その結果、これらの気体自身が再び地球に向かって赤外線を出し、地球はより多くの熱エネルギーを受け取ることになって温度が上がります。これが温室効果による地球の温暖化です。




3.温暖化による影響
 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第二次レポート(1995年12月)の中位の予測として、2100年には約2℃の平均気温の上昇、約50cmの海面上昇、極端な高温等の気候変化が起こり、その後も温度上昇は続くとされています。今後50年で北半球において気候帯が数100kmも北方に移動し、様々な悪影響が生じると考えられています。




4.温室効果気体の削減対策
 1. 石炭・石油に替わるエネルギー源の利用を促進すること
 2. 省エネルギー対策
 3. 二酸化炭素そのものを直接に除去、回収する、あるいは固定化すること





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