■ 商店街の利用状況について

調査対象表

調査対象者 配布数 回収数 対象項目
商店街住民 200 121 A・B・C・D・E・F
連尺学区の市民 420 187

 B・C・D・E・F

一般市民 120 116

 B・C・D・E・F

B-1-1商店街の利用頻度

全体の30.4%が「1〜2回」とあまり利用されていない。しかし、年代別で見ると、年齢を増すごとに多く利用している傾向がある。
特に50歳以上で商店街利用頻度が高くなっていることが判る。

図・表B-1-1 商店街の利用状態

B-1-2大型店(デパート)の利用頻度

全体的に年齢差は見られるが、29歳以下の若者の利用頻度に比べ、「60歳以上」の高齢者の利用頻度が低い。

図・表B-1-2 デパートの利用状態

B-1-3コンビニの利用頻度

全体的に年齢に関係なく平均して利用者がいるが、特に「29歳以下」の若者と、「60歳以上」の高齢者が多く利用する傾向が見られる。

図・表B-1-3 コンビニの利用状態

B-1-4その他利用者

その他として通信販売に対する需要が最も多く見られた。年代別利用では50歳以上の利用者が多く、商店街等では満足出来ない人や,なかなか買い物に出られない人への需要があることが伺える。

図・表B-1-4 その他の利用状態

B-2商店街に対する満足度

「満足」が2.4%と、かなり低い値を示しているが、「不満」という回答36.8%よりも「普通」55.1%という回答が多く見られ、年代別では、「不満」という回答が「29歳以下」で55.3%と最も多く見られる。

図・表B-2 商店街に対する満足度

「現在の商店街に対して満足・不満と答えた理由」として、意見を求めたところ392人の回答を得ることが出来た。「時間」については、「閉店時間が早い」「夜間営業が少ない」と言う意見が得られた。早い時間での閉店が夜間の人通りを減らす要因となっている可能性が伺える。「商品」については、「品揃えが悪い」「値段が高い」「商品が古い」と言う意見が得られた。「商店街全体」については、「活気がない」「店に入りにくい」「サービスがよくない」空き店舗が目立つ」と言った雰囲気としての落ち込みが伺える。「駐車場」については、「無料駐車場が無い」が最も多く、公の駐車場としての確保を考える余地はあるように思われる。「肯定的意見」については、「近くで買い物が出来る」「ものが揃っている」という意見がある。

B-3商店街に対する満足・不満足の自由意見

表B-3 商店街に対する満足・不満の自由意見

B-4空き店舗事業と効果の意義

空き店舗の有効利用について、「使わない」74.5%という悲観的回答が大半を占めている。その中で「29歳以下」の27.1%に見られるように、若年層に意欲が感じられる。意欲のある若者を受け入れる体制を作っていくことが重要であるといえる。

図・表B-4 空き店舗の利用について

B-5空き店舗対策に対する自由意見

「空き店舗スペースを活性化のために使ってみたい人の利用方法」として、自由意見を求めたところ113人の回答を得ることが出来た。
 「情報・イベント施設」についての意見として、「イベント施設(作品展示・販売・ライブ・コンサート)」「情報発信基地」「文化・サービス・福祉施設(利益は無いから)」と言う意見がえられた。イベントとしてあるのが市民の主張の場としての展開が見られる。また、情報発信基地として市民に場の認識をして貰いたいと言う意見が伺える。「飲食店」については、「食べ物屋」が多く、中心街に一番少ないものを持ち込みたいという意見としてあがっている。あと、少数の人より「駐車場」と言う意見が得られた。

表B-5 空き店舗対策に対する自由意見

B-6商店街に対する自由意見

「駐車場・交通」については,「駐車場の無料(もう少し安く,入りやすく)」と言う意見が多く得られた。「各店舗」については,「営業時間の延長」「サービスの向上」「専門店,専門知識,品揃え」と言う意見が得られた。「全体」については,「若さの必要性」「インフォメーションセンター(地域・商店街情報)の必要性」と言う意見が得られた。若い力と消費者への情報開示が求められている事が伺える。「景観・街の整備」については,「アーケード街があるとよい」「統一感が無く,バラバラしている」「商店街の存在感が無い」と言う意見が得られた。雨の日でも歩けるアーケードは街の需要としては高いものである事がわかる。商店街の印象として統一感,また,存在感すらも薄いことがわかる。

表B-6 商店街に対する自由意見


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