デ・ラランデ邸
 デ・ラランデ邸は、1892頃東京帝国大学教授・北尾次郎が自邸としてたてた木造平屋建ての洋館でした。1910年(明治43)ごろ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより、木造三階建ての住宅として大規模に増築されました。
 スレート葺きのマンサード屋根(腰折れ屋根)と、下見板張りの外壁が特徴です。建物は、デ・ラランデによる増築が行われたころの姿に復元し、室内は、残された古写真を基にデ・ラランデが住んでいた大正初期ごろを想定して復元しています。
Lasgton F10
2013/4/18up
530×450mm
 その後、この住宅の居住者は何度か変わりましたが、1956年(昭和31)から、乳酸菌飲料カルピスの発明者として知られる三島海雲氏が住んでいました。 現在、デ・ラランデの現存作品として、神戸市にある重要文化財トーマス家住宅(風見鶏の館)があります。
  
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