ここは間違いなく俺の部屋ですよね。
んでもって、
俺の目の前で、さっきよりもよりシェクシーな格好で、俺のベッドに寝ころんでるのは……
いやいやいやいやいや、これはきっと触れれば消えるまやかしだ。 そうに違いない。
6月なのに暑かったり、7月になって梅雨入りしたり、10月でも真夏日になったり、
異常気象はついに人の脳にまでその影響を……
ぷにゅん
……擬音がして指がめり込みました。 この乳はまぎれもなく本物ですよ。 消えないし。
一度あったことって、二度あるんですねぇ… それも同じ日に、同じ場所で、より悪化して……
ぷるん 突いた乳から指を離すと、反動でわずかに乳全体が震えた。
巨だけではなくて、美でもありますよ。 この肌色の富士山は。
……おい、プッチンプリンみたいな光景に見とれてる場合じゃないだろ、俺。
妹の裸ぐらい小さい頃から何度も見てるし、
いまさらこんな乳見たところで、そんな意識することなんか、
意識することなんかなんか なんかさぁ……
「……デカイなぁ。」
思わず漏らしたこの一言が、俺の意識の変異を、実に顕著に表していたのだった。
じ〜〜〜〜〜…… それにしてもよく育っている。
大きさの割にはあまり垂れてもいないし、形が崩れてもいないし、左右の大きさが違うわけでもない。
ピンク色の乳首と乳輪もピンと立ち上がっていて、観賞するに美しいと感じさせる……
って、じっくり妹の乳を観賞してる場合ではないわい!
え〜と、とにかく、起こさなくては。 その為に来たんだから。 うん。 たしか。
「お〜〜〜い 起きれ〜〜〜〜」 肩を掴んで揺り動かす。
ゆさゆさ ぷるるん
…いま局地的に震度4の揺れが確認できましたよ。 余震の可能性に注意…
「ええい、起きれっつの〜〜〜」
ゆさゆさゆさ ぷるるん ぷるん
余震が起きました。 つーかこれが本震? 先ほどよりも揺れが強いですよ…
「起きんかい〜〜〜」
ゆさゆさっ ぷるるんばるん
…効果音が変わりましたよ。
奥さん、マグニチュードって数字が1上がるとエネルギーが32倍に、
2上がると1000倍にもなるんだそうですってよ。 へぇ。
ええい! 妹の乳が地震を起こしたぐらいでなんだ!!
俺の身体の中には、沸々と煮えたぎる白いマグマが再充填されてるわい!!!
……自慢にならんわ。
とにかくっ!
今の俺の使命は、どんな手段を使ってでもこの巨乳の持ち主を覚醒させることなのだっっ!!
「いいかげんに起きろ、コラ!!」
さっきよりも力を込めて、強引に頭を揺さぶる。
つーかここまでやって起きないって、どんな睡眠レヴェルなんだよ。
「う、にゅ…?」
ようやく俺の努力が実を結んだのか、妹が薄く目を開けた。
「お、起きたか?」
「う〜〜〜……」
しかしその開きかけたまなこは、またしても眠りの淵へと滑り落ちていく。
「寝るな! 起きろっちゅーねん!!」
うにゃあ… おにいちゃん……??
「……、……」
え、なに… なにいってるか、わかんないよ…
なんかむねがじんじんして… まだねむい……
「……な! ………っちゅー……!!」
ちゅー…? おにいちゃん、ちゅーしたいの?
なんか、おにいちゃんのかおがきらきらひかって… すごくかっこよくみえる……
いいよ、ちゅーしても。
おにいちゃんがちゅーしてほしいんなら、おにいちゃんとちゅーしても……
「う〜〜〜???」
まだどことなくゆらゆらしてはいるが、なんとか上半身を起こさせる事に成功した。
「いいかげん起きろっつの。 つーか俺の布団で寝るなっちゅーねんもう。」
「……おにいちゃん〜〜」
寝惚けまなこの妹は眠たげに俺の胸へと頭をもたれかけてくる。
「お、おい、だから目ぇ覚ませって。」
そう言って肩を掴んで身を離せさせる。
聞いているのかいないのか、まだ虚ろな瞳が俺を見返していた。
にゅ〜〜… おにいちゃん、やっぱりいいニオイするな…
すっぱいあせのにおい… だけどなぜかあまいの…
あ、かたつかまれて…… これってドラマとかでみたようなかんじ……
このままちゅーすればいいのかな?
……そもそも、なんでちゅーしなきゃいけないんだっけ……
ま、いいや… すればわかるよね。 ね、おにいちゃん……
ちゅ……
あ、これって… キモチイイ……