なみけんのハワイ珍道中(其の壱)
なみけんのハワイ珍道中(其の壱)

旅の場所:ハワイ(オアフ島)
旅をした日:2001 1.30〜2.3



「みんなで後で旅行でも行く?」この一言から今回のハワイ旅行が決定した。
ハワイへ行こうと決めたのは2000年の春だっただろうか。
6月にパスポートを取りハワイへ行く最低の準備は整った。
しかしなかなか具体的な話が進んでいかない。
旅行会社へパンフレットをもらいに行ったのは実に11月になってからである。
しかしそこからは話が早かった。
なみけんと友達のM氏の2人だけでハワイ旅行の話を先に進めていったからである。
そして11月中旬、ついに飛行機の席とホテルの部屋を抑えることに成功。
これでなみけんの初めての海外旅行は確定した。
そのときの予約の人数は4人だったが、T氏がお金の都合上参加できないということになり、
最終的にはなみけんとM氏とY氏の3人で旅行に行くことになった。
あとは旅行の当日を待つだけである。

○●◎●○1月30日 PM2:30○●◎●○
ついにハワイへ出発する当日である。なみけんは最初、成田空港まで電車で行こうと考えていたが、
地元から成田へ直行するバスがあるということを知り、そのバスを予約しておいた。
そのバスでとなりまちの市役所から出発である。東北道→首都高→東関東自動車道を通り、
約2時間かけて成田空港へ到着。成田空港へは以前に見学でしか来たことがなかったので
実に久しぶりであった。同じバスに乗っていた人はみんな第2ターミナルでバスを降りた。
しかしなみけんはノースウェスト航空を利用するので、ひとりさみしく第1ターミナルまでバスで行った。
そしてついに成田空港の第1ターミナル出発ロビーへ到着。
友達がやってくるまで時間があったので、ターミナル内をぶらぶらと歩いて過ごした。
展望デッキに行って写真を撮ったりもした。「これからあの飛行機に乗るんだ」ということを
考えただけでもワクワクした。なぜなら飛行機に乗るのも高校2年の時以来だったからだ。

そこで友達のM氏から電話が。どうやらターミナルに到着したらしい。
すぐに待ち合わせの場所へと移動。そこでY氏とも合流。そのあと3人で軽く夕食を食べた。
そして搭乗券を受け取るカウンターへと行き、スーツケースを預ける。そして搭乗券を受け取る。
まだ飛行機の出発時間まで時間があったが、その出発時間ギリギリだと出国手続に時間がかかり、
最悪の場合飛行機に乗れないという状況が考えられたため、早めに出国手続を済ませ、
搭乗口付近の待合所まで移動した。これであとは搭乗開始の時間を待つばかりである。

まだその時間までには1時間くらいあったので、近くにあるCDショップを覗く。
すると「ベスト!モーニング娘。1」が売っているではないか。その場で買ってしまいたい気もしたが、
できるだけ荷物を増やしたくないという理由から、そこで買うのはやめた。
それにしてもあのCDショップでの売り切れというのはあるのだろうか。
あそこのCDショップには飛行機の搭乗券を持っていない人は入れない。
つまり「出国手続が終わってこれから海外に行こうとする人」で、
しかも「モーニング娘。ファン」でなければあのCDショップではCDを買わない。
だからたぶん今でも初回限定版が売っているのではないかと思ってしまう。
そんなことを考えているうちについに搭乗時間に。ノースウェスト航空ということで、
迎え入れてくれたスチュワーデスさんがほとんど外国人だった。すごく緊張した。
そして座席に着き、フライトの時間を待った。“20時50分”いよいよ出発。
こうしてなみけんの初海外旅行はいよいよ幕を開けた。

飛行機が滑走路を徐々に加速してゆく。そしてついに飛行機が浮き上がる。
久々に感じるこのスピード感。たまらなく楽しい。そしてしばらくして飛行機は水平飛行へ。
安定したところで、飲み物や機内食が運ばれてくる。その日のメニューは
ビーフorうなぎ、それプラスデザート等であった。友達2人がビーフを頼んだので
なみけんはうなぎを頼むことに。うなぎは英語で「イール(Eel)」というらしい。
客室乗務員の人に「イール」と一言。
簡単な英語なのですんなりと通じ、うなぎご飯がテーブルに乗せられた。
(なぜかその時は男の人が食事を配っていた。できれば
スチュワーデスさんに食事を運んでもらいたかったのに・・・(爆))
“機内食=まずい”というイメージがあったが、結構おいしかった。
その後も「飲み物はいかがですか?」と片言の日本語でスチュワーデスさんが
飲み物を勧めてくれる。なみけんは「オレンジジュース」と言い飲み物を受け取った。
そして「Thank you」と言うとスチュワーデスさんが「You're welcome!」と言ってくれた。
たった一言だけの会話だったが、それが妙に嬉しかった。

その後何もすることがないので、とりあえず寝ることに。しかし狭い席ということもあり
なかなか寝付けない。仕方なく前のスクリーンに流れている映画を見て過ごすことに。
そういえば、その飛行機に乗っていた日本人のスチュワーデスの人が眞鍋かをりにすごく似ていた。
なみけんはその人が通るたびに「じーっ」と顔を見つめてしまった(笑)
そして出発から約6時間後、窓に太陽の光が飛び込んできた。そう、ホノルル空港へ到着だ。

○●◎●○1月30日 AM8:00(日本時間1月31日AM3:00)○●◎●○
最初に断っておくが、日本とハワイの時差は19時間である。
日本のほうが19時間進んでいるということである。
ということで、ここからはハワイの時間で話を進めていく。

飛行機を降り、まず感じたことは「蒸し暑い」ということと「日差しがまぶしい」という
ことだった。そんな暑さを感じながら、バスに乗りホノルル空港内の入国審査場へ。
渡航の目的を英語で聞かれるかと思ったら、なんと普通に日本語で「ハワイでの滞在期間は?」
「目的はなんですか?」と聞かれた。なのでなみけんも日本語で
「滞在期間は5日間で、目的は観光です」と答えた。
でも他の列に並んでいた友達は英語で聞かれたらしい。
まぁ日本語で聞かれたので、パニックにならなくてよかったが・・・(^^;)

そして無事に空港の外へ。どうやらここからまたバスに乗って
ツアーのオリエンテーション会場へ行くらしい。しばらくしてバスが到着。
フリーウェイを通りワイキキにあるその会場へ。
青い空のもと、車が右通行で走ってゆく。景色がもう完全にハワイだ(←そりゃそうだ^^;)。
オリエンテーション会場に到着し、数十分ツアーの説明を受けたあと、
ついにハワイの街へ繰り出すことに。初日ということもあり、
街中を歩き買い物をすることにした。そうすれば街の地理が把握できるし、
ハワイがどんなところなのかということを知ることが出来ると思ったからだ。

まずワイキキにある「DFS」という免税店の中を見て回ることに。
ベタではあるが、マカデミアナッツのおみやげがたくさん置いてある。
またブランド物もたくさん売っていた。そして次にハワイでの最大級のショッピングセンター、
アラモアナショッピングセンターへと向かうことにした。なみけんたちはワイキキトロリーという
バスが無料で乗れたため、それでアラモアナまで行った。
まず友達がブランド品を見たいということで、プラダやルイヴィトンのお店に入ることに。
一見Tシャツなどでは入りづらそうだが、観光客たちは普通にTシャツなどで入っていた。
そのギャップが面白かったりもした。

そして12時になったということで、お昼を食べることに。
ここはやはり気軽に食べられるということでマクドナルドに入った。
外国のマックは量が多いということだったので、それを体験してみたかったということもあった。
ここで初めて英語で注文&ドルで支払うという経験をすることになる。
並んでいる間かなり緊張した。そしてついになみけんが注文する順番になった。
日本にはないということで“グリルドチキンバーガー”(←たしかこんな名前だったような・・・)を注文。
そして飲み物を聞かれたので「アイスコーヒー」と言った。
すると無事にチキンバーガーとポテト、飲み物が出された。値段は6ドルくらいだったような気がする。
友達も注文を終え、席について食べることに。
しかしなみけんの飲み物にだけ氷が入っていないではないか。
あとで知ったことなのだが、アメリカでは“アイスコーヒー”というものがないらしい。
コーヒーと言えば、ホットコーヒーなのだという。だから氷が入っていなかったのかもしれない。
これもあとで知ったことなのだが“アイスコーヒー”という言葉も本当は通じないそうだ。
でもなみけんは普通に「アイスコーヒー」と言って通じてしまった。
たぶん店員さんが機転をきかせてくれたのだろう。
ちなみにグリルドチキンバーガーはまずかった(笑)
中に入っているチキンがかたく、味もいまいちだった。
しかし、ポテトと飲み物の量は噂どおり多かった。
普通サイズなのにもかかわらず、日本でいうLサイズだった。
アメリカ人はこんなに食べるものなのかとみんなでびっくりしていた。

昼食後、すでにホテルにチェックインできる時間になっていたので
一度ホテルに行きチェックインすることに。なみけんたちが泊まったホテルは
パシフィックビーチホテルというところであったが、日本語の通じるツアーデスクもあり、
すごく便利だった。そのツアーデスクで部屋のカギをもらい、部屋へと向かう。
なんと泊まる部屋は31階であった。しかも部屋からはワイキキビーチやダイヤモンドヘッドも見える。
特に部屋指定をしていたわけではないので、あまりの景色の良さに驚いてしまった。

そしてホテルの部屋で少し休憩した後、再びショッピングへと出掛けた。
この時のショッピングの目的は“ABCストア”に行くことと“ナイキタウン”に行くことだった。
ナイキタウンに行く目的はもちろん、ナイキのグッズが欲しいからであるが、
ABCストアというコンビニに行く目的は、ハワイ限定の娘。グッズが欲しいからだった(笑)
あか・青・黄のハワイバトルの番組が放送されてから半年以上経っていたので
グッズが置いてあるかどうか不安だったが、なんと、まだ娘。グッズが店頭に並んでいるではないか。
なみけんは友達のY氏に変態扱いされたが(笑)、そんなことを構うことなく、
娘。グッズをかごへと放り込んだ。ちなみにそのとき買ったグッズは、
シングルベスト・下敷き・ステッカー・カードセット・パンフレット・ポストカードである。
そのお店では娘。グッズ以外のものも買ったということで、100ドルを越えてしまった。
コンビニで100ドル(日本円で約1万2000円)以上買う人はそうはいないだろう(笑)
店員さんもちょっと驚いていたようだった。
そういえば、まりっぺ押しのM氏もいくつかの娘。グッズを買っていた。
でもM氏もなみけんの買った量には驚いていた(^^;)
注意してもらいたいことは、ハワイにABCストアはたくさんあるが、
すべてのお店で娘。グッズを取り扱っているわけではないということである。
目印は店頭に貼ってある娘。たちのポスター。これがあれば店内にグッズが置いてある。

こうして娘。グッズを無事手に入れた後、ナイキタウンへと向かった。
ナイキタウンは近未来的な建物が印象的だった。
店内にはシューズやTシャツなどを含め、いろいろな商品が置いてあった。
そこでなみけんはシューズを購入することに。そこで驚くべきことが。
なんと好みのサイズを店員さんに言うと、それをコンピュータに入力してくれて、
商品が透明な筒を通って運ばれてくるのだ。
これだけではちょっとわかりづらいかもしれないが、とにかく日本では見られない光景なのだ。

そして無事にショッピングを終えたなみけんたちは、再びホテルに戻ることに。
途中、ワイキキビーチを歩いて写真を撮ったりもした。
夕日に照らされたビーチもすごく美しかった。

ホテルに戻り、途中で買った夕食を食べる。もうみんな疲れきっていたので、
ベッドに入るなり、すぐ寝てしまった。なみけんもお風呂に入ってから寝てしまったが、
途中で目が覚めたので、友達に国際電話をかけることに。
クレジットカードを持っていたので、携帯に直接かけることができた。
ハワイの時間で1月30日の21時。日本時間で翌日の16時だ。
友達はびっくりしていたが、なみけんが無事ハワイに着いたということに安心してくれていた。
「おみやげはハワイの女の子をよろしくね」と頼まれたりもした(爆)

そして部屋に戻り再び寝ることに。こうしてなみけんたちのハワイ1日目は終了した。

○●◎●○1月31日 AM7:00(日本時間2月1日AM2:00)○●◎●○
この日はオアフ島1周ツアーの日だったので、ホテル2階のツアーデスクに8時30分集合ということだった。
そういうわけで「6時30分ごろに起きてゆっくりと朝食を食べ集合場所へ行こう」と
前日に友達と打ち合わせをしておいたのだが、その時間に鳴っていた目覚ましを止め、
再び寝てしまった。そして再び起きたのが7時過ぎ。すぐに部屋を飛び出し、朝食を食べに行った。
あらかじめ今回の旅行を朝食付きで申し込んでおいたので、その点においては苦労しなかった。
朝食を急いで済ませ部屋に戻り、出掛ける準備をすることに。枕元に置くチップも忘れなかった。
そしてなんとか集合時間には少しの余裕を持って集まることができた。

8時45分。ホテルの前にバスが到着したということで、そのバスに向かい乗り込む。
この日、一緒にオアフ島観光をする人は全部で23人。すべて日本人だ。
中には若い人もいたが、特におばちゃん同士で観光に来ていた人が多かった。
バスのドライバーさんは日系人の人らしい。すべて日本語で案内してくれた。

まず向かったのがダイヤモンドヘッドと呼ばれる、標高232メートルの山である。
この山には米軍の基地(?)らしきものもあった。また「この木なんの木気になる木」という
日立のCMで有名な木もあった。ただ日立のCMでは周りに何もなかったような気がしたが、
この木のまわりには道路や、その米軍の基地みたいのもあった。
でもガイドのおじさんが説明してくれたので、ウソではないと思う。
木も確かに立派な木だったし・・・。

車はハワイの高級住宅地を通り抜け“ハナウマベイ”へと向かった。
駐車場から崖の下のハナウマビーチを見下ろす感じでの観光だったが、
それでもすごく良かった。崖の下から吹き上げてくる風がとても気持ちいい。
駐車場には観光客がたくさんいて、しかもハワイ(アメリカ)のテレビ局と思われる取材陣もいた。
このハナウマベイは美しい珊瑚礁で有名な所である。
今度ハワイに来た時は、ここで実際に泳いでみたいと思った。

次に行ったところはハロナ潮吹き穴。
荒波が打ち寄せると高い時で4〜5メートルもの潮が吹き上げるという場所だ。
ただなみけんたちが行った時は、風が強かったが、波はそんなに高くなかったため、
豪快に吹き上げた潮は見ることができなかった。
しかし景色は最高。道路を挟んで後ろが山、前が海という絶好のロケーションだった。

続いてバスを降りたところは、亀のような形をした岩が海の向こうに見えるところである。
この岩には特別な名前があったのかもしれないがよく覚えていない。
でも本当にあの岩の形はすごく特徴的なものだった。

バスは30分〜1時間くらい走り、次の目的地である小さな街のドライブインへ。
ここではパパイヤのサービスがあった。たぶん生まれて初めて食べたかもしれない。
のどが渇いていたせいもあり、すごく美味しく感じた。まさに南国のフルーツだ。
ドライブインにはハワイでしかとれないという、黒珊瑚が売っていたが、特に買わなかった。
バスを止めた駐車場にはヤシの実のなっている木があったので写真をパチリ。

そしてバスは再び出発。次に向かったところは昼食を食べるところだ。
先に書いてしまうが、なみけんがこのオアフ島1周旅行で一番印象に残り、
かつ一番景色に感動したのはこの場所だった。

そこはハワイの外れの街(名前はよくわからないが)で、あまり観光客の来そうな場所ではない。
その時も、なみけんたちが参加したツアーのお客さん以外は誰もいなかったように思う。
バスを降りると、食事の場所まで連れて行ってくれる現地の方が迎えてくれた。
しかしまだ昼食の準備が整っていないということで、付近に広がる庭園を案内してくれた。
その庭園にはハイビスカスやバナナの木、またいい香りのする花などがあった。
またそこには昔テレビドラマ(もしくは映画?)で使ったという
家のセットがそのまま残っていたりもした。

そうこうするうちに、食事の準備ができたということでその場所へ向かうことに。
しかし周りに食事を食べられそうな場所はない。なんとガイドさんによると、
海の向こうの島へ船で渡って、その浜で食事をするということらしい。
これにはびっくりすると同時にワクワクしてしまった。
なぜなら普通にドライブインのような所で簡単な昼食をとると思っていたからだ。

そして船に乗り込み、対岸に見える島へ向かうことに。
船といっても小さなもので、30人乗りくらいのボートのようなものだ。
操縦士は最近免許をとったばかりという現地の人。
一行はそのことにちょっとの不安をおぼえたが、5分くらいで無事に対岸へ到着。
操縦士のお兄さんに「マハロ!」(日本語で「ありがとう」の意)と言って船を降りた。

船が着いた岸伝いにはマングローブと思われる木が広がる。
さながら熱帯雨林の中を歩いているようだった。そして歩くこと数分。
ついに昼食の場所へ到着。浜の近くにテントが張ってある。そこで食事だ。
しかし一行は、その目の前に広がる海の美しさの方に目を奪われた。
いや、少なくともなみけんはそうであった。あの海の色は何なのだろう。
ワイキキビーチも、今までバスで通ってきた道沿いに見えた海も、もちろん真っ青で綺麗だった。
しかしこの目の前に広がる海はどこか違う雰囲気を漂わせていた。
なぜかというと、海が岸を離れるに従ってくっきりと色を変えているからだ。
文章で説明するのは非常に難しいが、浜から近いほうから順に、
水色→真っ青→濃い水色→薄い水色と、色をハッキリと変えて見せている。
この海の色の違いに、なみけんは旅で一番の感動を覚えた。
日本では絶対に見られないであろう、海の色である。
なみけんの撮った写真でもそのことがちゃんとわかるので、ぜひともみんなに見て欲しい。

食事はバイキングであった。ビーフ、チキン、パスタ、サラダ、ライス、フルーツなど
多くの種類の食事が用意されていた。なみけんも各種少しずつお皿に盛り、席へ着く。
ビーフもチキンも、そしてその他の食べ物もすべて美味しかった。
特に美味しいと感じたのはパイナップルであった。
日本で食べる生パインとは違い、すごく甘さを感じた。
こうして美しい海を眺めながらの食事は終了。
久しぶりに屋外で食事をしたということもあって、そのときの気分は最高だった。

食事が終わりまだ時間があったので、なみけんたちは再び砂浜へ行き写真を撮った。
他のツアー客の人は、現地の人に民芸品を教わっていたりしていたようだった。
そうこうするうちに出発する時間に。再びボートに乗りバスのあるところまで戻る。
そして現地のガイドの方と別れてバスに乗り、次の目的地を目指した。

バスの運転手さんによると、次の目的地サンセットビーチまではまだ時間がかかるらしい。
お昼を食べた後ということもあり、その間、なみけんを含めほとんどのツアー客はバスの中で寝ていた。
“せっかくハワイまで来たんだから寝ていてはもったいない”
という気持ちが強く働いたが、やはり睡魔には勝てなかった。

そして目が覚めて数分後、サンセットビーチへと到着した。
ここはサーフィンをやる人にとっては憧れのビーチらしい。
なぜならこのビーチでサーフィンの世界大会が行われるからだ。
さすがに世界大会が行われるだけあって、波の高さがものすごい。
砂浜から近いところでも荒い波が押し寄せてくる。
その圧倒的な力強さに、なみけんも友達も驚きながらカメラのシャッターを押していた。

次に向かったのが、日系人のおばあさんがやっているというかき氷屋さんだ。
ずっと昔から何代にもわたってやっているということで、
日本人観光客の観光スポットとなっているらしい。
せっかく立ち寄ったということで、なみけんもココナッツシロップのかかったかき氷を買うことに。
さっき日系人のおばあさんがやっていると書いたが、
実際に働いているのはバイトらしき現地の若い女の人であった。
なみけんはsmall sizeのかき氷を頼んだ。たしか値段は1ドル25セントくらいだったと思う。
しかしそこはアメリカ。small sizeのかき氷でも、量はかなり多かった。
ココナッツ味を頼んだので“シロップは白なのかな〜”と思ったが、以外にも色は赤だった。
見た目はいちご味である。でももちろん味はココナッツ。ちょっと甘かったが美味しかった。

バスがもう出発するというので、かき氷を持ったまま車内に。
しかし出発してから少ししてなみけんにアクシデントが。
なんと、そのかき氷がTシャツにこぼれ、Tシャツにシロップがついてしまったのだ。
水色のTシャツに赤いシロップだったのだが、これがかなり目立つ。
しかもちょっとついただけなら全然問題なかったのだが、ベチャッと結構な量がついてしまった。
仕方ないので、次の目的地であるドール・パイナップル・プランテーションでTシャツを買おうと決めた。

バスは快調にフリーウェイを走ってゆく。するとだんだんと海の景色から畑の景色へと変わっていった。
コーヒー畑を走り抜けると、そのうち周りにはパイナップル畑が広がってきた。
畑ではパイナップルを採る作業をしている人たちがいた。
そしてドール・パイナップル・プランテーションへと到着。
パイナップル製品のおみやげを少し見た後、すぐにTシャツ売り場へと向かった。
そしてTシャツを購入。しかし値段のタグが付いたままだったので、
レジの人に「cut」と言い、タグを切ってもらった。
そして「Thank you」と言うと「You're welcome」と笑顔で言葉を返してくれた。
正直言って、このドール・パイナップル・プランテーションでは
Tシャツのことばかりが気になり、ほとんど周りが見えていなかった(笑)
でも一応、建物の外観や周りの景色などはきちんとカメラにおさめてきた。

そしてバスは次の目的地であるパールハーバーへと向かう。
その途中、なみけんはバスの中で新しいTシャツに着替えたり、
かき氷のシロップでベタベタになった床をウェットティッシュで掃除したりしていた。

そしてついに、パールハーバーを臨むアリゾナ記念館のビジターセンターへ到着。
岸の向こう側にはフォードアイランドやアリゾナ記念館の洋上記念館(白い建物)も見える。
また海に停泊している戦艦なども見ることができた。

以上でオアフ島1周ツアーは終わりである。
あとは各グループが泊まっているホテルへ送っていってもらうだけだ。
こうして無事になみけんたちが泊まっているホテルへも到着した。

最初は“オアフ島1周なんておもしろいのかなー?”と思っていたのだが、
これがすごくおもしろかった。なみけんたちはこのハワイ旅行を
出発の2ヶ月以上前から申し込んでいたので、オアフ島1周ツアーはなんと無料だった。
無料でこんなに楽しめたなんて夢みたいであった。
またハワイに行ったときも、ぜひこのオアフ島1周ツアーに参加したいと思う。

このオアフ島1周ツアーから帰ってきたのが午後の5時くらいだったので、
なみけんたちは再びショッピングに出掛けることにした。
2、3件のお店を見た後、観光客用のおみやげがそろう免税店へと入った。
ここでなみけんは、近所の人に配るチョコレートやコーヒーを大量購入した(笑)
そしてもう夜の8時近いということで、ホテルまで戻ることに。
そのとき初めて夜のハワイを歩いたのだが、ストリートには物を売っている人がいたり、
パフォーマンスをしている人がたくさんいておもしろかった。

途中のコンビニで夕食を買いホテルの部屋へと戻った。
そして部屋で夕飯を食べながら日本のテレビ(フジテレビ)を見ていると、
航空機のニアミスがあったと伝えているではないか。
これにはちょっとゾッとして、帰りの飛行機が心配になったりした。
この日は自宅に電話をし、そのあとお風呂に入った。
そしておみやげなどの荷物を整理し、ベッドへと入った。
こうして内容の濃いハワイ2日目は終わっていった。



ここまでがレポートの前半(1月30日〜31日分のレポ)となっております。
つづきの2月1日以降のレポは次のページに載せてありますので、こちらをクリックしてください。
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なみけんのハワイ珍道中(其の弐)


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