HARIBOTE6 〜第六世代型特殊用途自作機〜

 ここでは、現在のメインマシンである『HARIBOTE6』について適当な紹介をいたします。
 もし貴方が自作でハマった場合や新しいデバイスを買う場合に、もしかして参考になることがあるかも知れません。ですので暇つぶしに眺めてみるのも一興でしょう。
 ただし、ここに書かれていることは管理人のおうちで発生した事象であり、それらの動作を貴方のおうちで再現出来るとは限りませんので、その辺ご了承下さいね?

まず最初…歴史。

 HARIBOTE6 無計画に爆誕

 ただただ、DisplayPort(DP)で30bitカラーを出したかったという理由で、BIOS表示が中々DPに出てくれないASUS GTX670-DC2-2GD5に代わりGIGABYTE GV-N970G1 GAMING-4GDを買った。FLEX DISPLAYという機能をだましだまし使えば、DVIよりもDPを優先してBIOS表示出来るかも知れないと思ったからだ。そしていつも通り、淀みなく、既定路線で思惑は外れることとなる。
 確かにDP接続したモニタにBIOS表示を出すことは出来た。しかし、DPでモニタを繋げると、POSTが途中でハングってWindowsが起動しやしない。そして30bitカラーも、Quadroでないと出ないのを後で知った。そこまで世界に嫌われているのか、俺は……。
 5万円も出して買ったビデオカードが、今までのと全く同じ使い方しか出来ないのは極めて不満であった(DVIのみ繋げば、動く事は動く)。そもそも自分がビデオカードの3D機能を使う事など、『ゆめりあベンチ』『タイムリープ ブートベンチ』しかないし、そんなのGeforce GTX670から970に変えても、フレームレートなどほとんど変化は無い(そして変化があってもメリットなぞ何一つ無い。既に十分速いから、これ以上フレームレートが上がっても意味が無い)。
 そしてこれもいつも通りにビデオカードを売っちまおうかと自棄になったところで、そもそもCore i7 965 Extreme Editionという、ある意味自分を縛り付けているこのCPUが、今のご時世でどの程度の性能を持つ物なのかを、一度調べて見ることにした。そしたら、省電力版を除く一番しょっぱいCore-i5(Haswell-E)よりも性能が低かった……………。
 なんてコトだろう?! 12万円もしたCPUだぞ!?!? そして何でそれが高々4スレのCore-i5よりも遅いのだ?? しかし……6年前のCPUだからなぁ……! 6年前といえば、我々の業界では3世紀前と同じだし……。
 そしてこの凄惨な有様を職場の同僚に相談したら、「もう諦めろ、いい加減限界超えてる」だそーで。しかしそれでもまだちゃんと使えるしなぁ? PCのスピード自体に不満は無いし……。
 けど、UEFI積んでないし、SATAのコネクタがラッチ付きでないからケーブルが外れやすいし、何かCMOSの内容が保存されないし、SATAのコネクタが足りなくて増設カード載せてるし、USB3.0も無いから増設カード載せてるし、速いSSD使っててもSATAが6Gbpsじゃ無いからいまいちスピード出てないし、PCI ExpressもGen2だからビデオカードもたぶん実力出てないし、もしかするとPhotoshopがたまにもっさりするのはやっぱり……うん、やっぱもう諦めた方が良いのかも知れない。というか、一晩寝て落ち着いた後に、しっかり諦めた。
 新しいPCを組むこととして、コンセプトは「自棄になった人間が何をしでかすか、見せてやるわ!」である。前機のPCを組んだ理由は、AMD機のツブシの効かなさ(自分自身の使い方では)にいい加減辟易していたので、とにかく安定・起動の速いインテル機が欲しかったという事であり、ある意味ちゃんとした”前のマシンを捨てる”理由があった。しかし今回、ちらっと書いたように、数多くの不満はあっても捨てる理由は無かったのだ。それをわざわざ組み替えるならば、相当ぶっ飛んだ性能にしなければ高いお金を出す価値が全く無くなってしまう。だからこそ、買えるだけの高性能パーツを突っ込むしか無かったのだ。費用対効果? そんな物、我が辞書には無い!
 ちなみに前機は使いもしないのにメモリを48GB積んでいたため、新しいマシンはそれ以上積む必要があった。具体的には64GBだ。使わなくても絶対必要なのだ。となると、チップセットはX99しかない(さすがにサーバ用とかは勘弁してください)。しかしLGA2011のCore-i7は面白いのが無い。すると適当なXEONを選ぶ事になる。わーいXEONだ、人生初めて! ステキステキ!! そしてSSDは、ここまで来たらPCIe接続のでもカマして、SATAの限界を超えるしか無い。
 ……ロクなもんじゃない。またもや今まで持ってるのと全然規格が違うパーツで組むことになる。初期不良があったとき、一体どうやって調べればいいのだろう……。(どうせパーツ毎に一番安いお店で買うので、初期不良があっても面倒見てくれる所が無い)
 かくして、どう考えても自分自身の使い方からしてオーバースペックなマシンを組むことにした。きっと、ゴリゴリの3Dゲームやっても速いのだろうなぁ。でもそれくらいのスペックにしないと、自分自身、新しいPCを組むモチベーションをねつ造出来そうも無い。

 青画面とか出るし……

HARIBOTE6の仮組時の写真

仮組中のHARIBOTE6

 パーツを集めて1週間ほど、バラックで組んでMemtest86+をぶん回してパーツをエージングしていた。運の良かったことに、メモリがたまに16GB程認識しない程度でメモリエラーは無く、他のパーツもちゃんと動いてくれた。ところでソケットに全部メモリ突っ込んだらマトモに動かんのは仕様か?
 なので早速Windows7をインストールしようとしたが、インストーラーが起動した直後に「ドライバがありませーん」とかいってちっとも処理が進みやしない。Intel 750のドライバを入れても認識してくれず、色々のたうち回って750用ドライバとNVMeのホットフィックスを入れた、NVMeネイティブ対応インストールディスクまで作ったのに相変わらずインストール出来ない。
 しかしWindows8.1のインストールディスクを使うとサクッとインストールが進む。これは「どうせならOSも最新のWindows8.1を使っちゃえば?」という神の啓示か、などと考えるも、しかしやっぱりちっとも納得いかず。タッチパネルの無いPCで、Windows8.1など誰が使うか! という趣である。はっきり言って、感性を迸らなければならないPhotoshopを使うPCで、センスの欠片も感じられないふざけたUIのOSなど使えるはずも無い。生産性がダダ落ちである。下手な絵が余計に下手くなる。
 そして Windows7がインストール出来無い事象の結論から書くと、インストール先のストレージ(Intel 750)では無く、DVDドライブが繋がっているSATA I/F(ASMediaのコントローラ)のドライバが無かっただけであった。普通は、コントローラが違う奴はコネクタの色が違う物だが、マザーのX99-Deluxeは2階建てのSATA Expressのコネクタの上はX99、下はASMediaのコントローラに接続されている。そして自分は、取説もろくすっぽ読まずに、DVDドライブに繋いだSATAケーブルのもう片方を、適当にSATA Expressの下の方に接続したのだった。
 知ったかぶりせず真摯な気持ちで取説を確認するか、インストーラのエラーメッセージを声に出してしっかり読めば良かったのだ。「必要なCD/DVDドライブのデバイスドライバがありません。」ってちゃんとモニタに表示されていたのに。半可通はこれだから困る。Windows7はIntel 750のインボックスドライバを持ってないから、インストール先を選ぶ直前でデバイスドライバを要求してくることばかりに目が行って、そもそもインストール元のDVDドライブ(この場合はASMediaのコントローラ)のデバイスドライバが要求されていることに全く気がつかなかったのだ。
 では結局、何故ASMediaのコントローラのデバイスドライバを要求されているのに気がついたのかと言えば、インストーラがInel 750を認識出来無いのならば、一旦普通のSSDにOSをインストールして、後にIntel 750にコピーしようとしたのだ。そしてIntel 750をマザーから外してSATAのSSDを接続後にインストーラーを起動しても同じエラーが出るので、今一度モニタの文字をじっくり読んだのだった。それで自分の愚かさを悟り、DVDドライブを繋いだSATAケーブルを隣のコネクタに刺したら、サクッとインストールが始まったというわけだ。
 何年自作やってんだと、つくづく凹む。つーかこういうデバイス盛り盛りのマザーは色々難しい……。SATAッぽいのは全部X99から出てると思ってたんだけどなぁ。
 さて、Windows7もある程度ちゃんと動き始めたので、前機と箱を詰め替え、他に買ったパーツなどを組み付けた。そしたら、Windows7が起動中にMCE(Machine Check Exception)を出して止まる様になった。
 ああ、本当に淀みないな。給料一ヶ月分以上出して買ったパーツでこれだよ、PCとは常に人生を楽しませてくれる。もういい加減死にたくなった。
 微妙なUSBデバイス(とは言いつつ、普通のメディアリーダーのOWL-CR6U3)を付けているのが悪いのか、ATAPIのMOドライブをSATA変換基板をカマしてマザーのSATAコネクタに付けているのが悪いのか、原因や普段の行いの悪さが多すぎてよく分からない。メモリが認識されないのが悪いと思い、クリプトンの接点改質剤SETTEN Proをメモリに塗ったくってマザーに刺し直した。そしたらそれっきりメモリを誤認識する事は無くなったが、しかしMCEが出る頻度は全く変わらず。

 何とか安定

 いい加減マザーを初期不良交換しようかと思ったが、まずはUSBデバイスとMOドライブを取っ払って様子を見ることにした。結果、状況は変わらず。
 ちゃんと起動するときは、MCEが出る直後にSATAデバイスの初期化を行っている様だった。つまり、何かしらの原因でSATA関連の初期化に失敗してMCEが出ているようであり、試しにBIOSの設定(BOOT→Fast Boot→SATA Support)をHard Drive OnlyかBoot Drive OnlyからAll Devicesに変えたらMCEが出なくなった。
 BIOSは適当に弄らず、デフォルト設定で使うのが良い様だ。何を今更といったところであるが。

 モニタ(中古)を新調

 いつも通りにヲクを徘徊していたときのこと。現状メインモニタとして使っているLCD-PA301Wが複数出品されていて、しかも価格は1万円程度。びっくりだ。使い始めてから6年程以上経っているが、今でもこのモニタは最高に使い心地が良いと信じ切っている。もちろん世間の最新モニタは4KだのAdobeRGBカバー率99.8%だのだいぶ高性能になってはいるが、自分の使い方ではPA301Wでも十分宝の持ち腐れ状態である。それにカラーマネジメントの4Kモニタとか、値段がいい感じに高くて買えやしない。
 というか、6年前に新品で16万円出して買った物が1万円である。なんと値段が下がったことだろうか。だいたい冷静に考えても、今でもこのモニターと同等のちゃんとした物は絶対に10万円以上はする。万が一数万円で落とせたならかなりお買い得だ。
 という事で、置き場所が無いのに狩った。送料込みで15,300円である。バカ安いにも程がある。
 ちなみに管理人がシコシコ入札していたときはPA301Wは3つ出品されていて、2つがアキバにある中古屋さんで、残りが個人出品であった。中古屋さんの物は商品説明に「明るさにややムラがある、色がやや薄い」とあったため入札はあまりされておらず、個人出品の物は3年使ってあとは放置とあったので、それに集中していた(何となく使用時間が短そう。最終的には43,000円+送料。デカいから送料は相当掛かったと思われる)。管理人は中古屋さんの片方を落札した。
 さて、ここで一番気になるのはムラと色が薄いということだ。外見には汚れ・擦り傷があるとのことで(写真は綺麗に見えるのだけれど)、それなりに企業かどこかコキ使われている事が予想され、液晶やバックライトが相当焼けている事が想像できる。腐っても絵描きに使うものだし、カラーキャリブレーションしてもどうにもならないくらいに画質が劣化しているのだとすると、1.5万円払ってゴミを買ったことになる(管理人はヘタ絵描きの分際でColorMunkiとSpectraViewIIを使ってちゃんとハードウェアキャリブレーションしています)。まともな色を出せないのならば、家族用の麻雀PCのモニタにでもするしかない。
 なので『残り物には福がある』と自分を散々言い聞かせ、モニタが家に届くまでドキドキだった(実はヲクの実績ではこの『残り物には福がある』は結構当たっている)。
 さて、早速家に届いた超デカい箱を開けてモニタを引きずり出すと、何か知らんがやたらと綺麗だった。傷も全く付いていないし、プラスチックも全く黄ばんでいない。はっきり言って自分が使っているモニタの方がよっぽど汚い。
 そして電源を入れて色々弄くった結果、商品説明と全然合ってないことが分かった。
 だいたい外見は擦り傷も汚れも全く無い、新品同様の状態だった。そして一番気になる液晶パネルの状況であるが、色ムラはこのデカい液晶パネルでは当たり前のレベル(端がちょっと暗い)だし、色も薄いのに関しては、想像だが良くあるその辺の安物なんちゃって広色域モニターのギラギラした色に比べたら大人しい発色(=つまりまともな色を出している)なので薄いと感じただけなのだろう。つまり明るさのムラは無いに等しいし、色も全く問題無く綺麗に出る(キャリブレーションしたら、綺麗なガンマカーブを描く)。バックライトも光量は落ちていなく、スペック通り350cd/m2は出る。またドット欠けも常時点灯も全く無い。ちなみに使用時間は3,000時間弱で、ぶっちゃけ自分のモニタの1/3しか動いていない。(明るさのムラなんて自分のモニタの方がよっぽどヒドかった)
 たぶんこの状況をちゃんと書いて出品したら、間違い無く入札が集まって4万円は超える。超絶お買い得な買い物だった。
 取りあえずこのモニターは、今までサブで使っていたLCD2690WUXiと交換した。2690はsRGBをちゃんと表示出来無いとか明るくなるまでやたら時間が掛かるとかで色々メンドウな事が多かったが、同じモニターになったのでメイン・サブとも全く同じ表示が出来るようになった。CG描いたりするときにとても楽だ。縦にしているので、見上げる感じで見なければならない事が多いけど。
 ちなみに2690は9801とかいじる専用にした。PA301Wはアナログ入力が無いので、2690も部屋に置いておかないと古いPCが使えない。
 おかげでますます部屋が狭くなった(涙)


 以上が管理人とHARIBOTE6と共に歩んできた歴史をざっとまとめてみたものです。
 では、最新のHARIBOTE6の環境について、簡単な説明を。

次…HARIBOTE6の構成

 HARIBOTE6に入っているデバイスの一覧です。

ジャンルモノの名前モノの説明
CPUIntel Xeon E5-1650 v3
メモリCrucial BLS4K8G4D240FSA (DDR4-2400)64GBytes
マザーASUS X99-DELUXE
ビデオGIGABYTE GV-N970G1 GAMING-4GD (GeForceGTX970)
SSD 1Intel SSDPEDMW400G401※1
SSD 2東芝 HDTS325XZSTA 256GB2発でRAID 0
BD-REPioneer BDR-S03J-W
BD-ROMLiteOn iHOS104
MO富士通 MCR3230AP
外部音源maranz HD-DAC1
メインモニタNEC PA301W
サブモニタNEC PA301W
キーボード東プレ Realforce108UG-HiPro YK0100
マウスMicrosoft Surface Precision Mouse
ケースSOLDAM MT-PRO 3000IIΩ
タブレットWACOM intuos5 touch Large
複合機EPSON EP-802A
UPSAPC SmartUPS1000J
電源Seasonic SS-760XP2S
マルチパネルサイズ SCKMPN-3100
メディアリーダーOwltech OWL-CR6U3(B)/BOX

 上記のようなデバイスがHARIBOTE6にはくっついています。
 こいつらをちゃんと動かすには、それなりに苦労と工夫がいったもんです。"モノの説明"にリンクが貼ってあるので、もし興味があればのぞいてみてください。

Intel 750ネイティブ対応インストールディスクの作成方法

 Intel 750に限らず、ホットフィックス(Windows Update)やインボックスドライバとして入っていないデバイスドライバを追加したインストールディスクを作る方法は、マイクロソフトのWebページ(KB2990941)にその方法が書かれています。
 しかし翻訳はグダグダ、文字化けも激しく、もとの英語のページを見てもコマンドラインがあちこち間違っていて、しかも説明を端折り過ぎていて意味が分からないといった有様です。
 なので実験がてら作り方を纏めましたので、適当にご参考下さい。
 なお、そもそもNVMeをブートドライブで使えるのは実質的に64bitOSだけなので、以下の説明は全て64bitのWindows7用のファイルを用意してください。

必要な物

Windows AIK(自動インストールキット)の中に入っているoscdimg.exe
ダウンロード出来るISOイメージから、oscdimg.exeファイルを抽出します。(適当に仮想CDソフトでマウントしてルートに入っているwaikamd64.msiを取り出し、そのmsiファイルを解凍ソフトなどで中を開き、その中のNeutral.cabに入っているF3_oscdimgの名前をoscdimg.exeに変更します)
Intel 750用デバイスドライバ
間違わずに、64bit用ドライバをダウンロードしてください。
KB2990941のページで提供されている修正プログラム(Hotfix)
メールアドレスを登録すると、ダウンロード用のアドレスが送られてきます。自己解凍形式のファイル(実行すると、中で圧縮されていたファイルが指定したフォルダに解凍される)がダウンロードされるので、一旦実行して中身のmusファイルを取りだしておいてください。ちなみに解凍先のフォルダはC:\では無くデスクトップがお勧めです。C:\に解凍すると、たぶんVirtual Storeの方(%localappdata%\VirtualStore)に解凍されて、探すのが面倒です。
Windows7のセットアップディスク
64bitのものを。
10GB以上の空き容量
速いドライブを使うと快適。
やる気
とても大切です。

作業用フォルダの作成

 場所はどこでも良いのですが、ここではKB2990941のページに合わせ、以下の作業フォルダを作ります。

 管理者権限でコマンド プロンプトを起動し、以下のバッチファイルを作って実行するか、文字列をコピーしてコマンド プロンプト上で貼り付けを行うと、ほぼ自動でフォルダが生成されます。

MD C:\temp\src
MD C:\temp\mount
MD C:\temp\winremount
MD C:\temp\hotfix
MD C:\temp\drivers
MD C:\temp\expandedfiles
MD C:\temp\expandedfiles\expandedfiles2

 コマンド プロンプトは後でも使うので、開いたままにしておきましょう。

作業用ファイルの準備

Windows7セットアップディスク

 C:\temp\srcに、Windows7のセットアップディスクの中身を全部コピーします。

修正プログラム

 C:\temp\hotfixに、マイクロソフトから送られて来たメールでダウンロード出来る修正プログラム(解凍後のWindows6.1-KB2990941-v3-x64.msu)をコピーします。

デバイスドライバ

 C:\temp\driversに、デバイスドライバーのファイルをコピーします。例えばIntel 750の場合、Driver64フォルダに入っているファイル全てをC:\temp\driversの中にコピーします。

インストール環境用ファイルの更新

 管理者権限でコマンド プロンプトを起動し、以下のバッチファイルを作って実行するか、文字列をコピーしてコマンド プロンプト上で貼り付けを行います。

dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\src\sources\boot.wim /Index:1 /MountDir:c:\temp\mount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\mount /Commit
dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\src\sources\boot.wim /Index:2 /MountDir:c:\temp\mount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse

 上記の処理が終わったら、エクスプローラでフォルダC:\temp\mount\sourcesを開きます。
 そこで更新日時でソートを行い、更新されたファイル(更新日時が、上記dismコマンドを操作した時間になっている)を、手動でC:\temp\src\sourcesに上書きコピーします。
 コピーが終わったら、必ずフォルダC:\temp\mount\sourcesのウィンドウを閉じて下さい。閉じないと、以下のコマンド実行で失敗して先に進めなくなります。
 フォルダC:\temp\mount\sourcesのウィンドウが閉じられたのを確認してから、以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してください。

dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\mount /commit

 もしフォルダC:\temp\mount\sourcesのウィンドウが閉じずに上記コマンドを実行した場合、マウントの解除が出来無い旨のエラーが表示されます。その時は、ちゃんとウィンドウを閉じてから以下のコマンドを打ってみてください。

dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\mount /discard

 マウント解除が正常に成功したら、以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してください。

dism /Get-WimInfo /WimFile:c:\temp\src\sources\install.wim

 上記のコマンドを実行すると、Windows7のインストールディスクに含まれる各エディション用の情報が出てきます。例えば自分のUltimateのディスクでは、BASICからULTIMATEの4つの情報(インデックス: 1〜インデックス: 4)が表示されました。
 ここで、出てきた情報(インデックス)全てに修正プログラムとデバイスドライバを追加します。
 なお、5行目のコマンドに含まれる/Index:1は全てのインデックス向けで1なので要注意です。

dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\src\sources\install.wim /Index:1 /MountDir:c:\temp\mount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\mount\windows\system32\recovery\winre.wim /Index:1 /MountDir:c:\temp\winremount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\winremount /Commit
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\mount /Commit

dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\src\sources\install.wim /Index:2 /MountDir:c:\temp\mount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\mount\windows\system32\recovery\winre.wim /Index:1 /MountDir:c:\temp\winremount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\winremount /Commit
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\mount /Commit

dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\src\sources\install.wim /Index:3 /MountDir:c:\temp\mount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\mount\windows\system32\recovery\winre.wim /Index:1 /MountDir:c:\temp\winremount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\winremount /Commit
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\mount /Commit

dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\src\sources\install.wim /Index:4 /MountDir:c:\temp\mount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Mount-Wim /WimFile:c:\temp\mount\windows\system32\recovery\winre.wim /Index:1 /MountDir:c:\temp\winremount
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Package /PackagePath:c:\temp\hotfix
dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\winremount /Commit
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\mount /Commit

修正ファイルの置き換え

 この処理を行う必要性があるのか微妙に謎(英語版の説明には無く、日本語や中国語の翻訳ページには書かれている)ですが、自分の環境ではこれでセットアップが無事終了したので載せておきます。
 先程手に入れた修正プログラム(Windows6.1-KB2990941-v3-x64.msu)からHwcompat.txtを抽出し、C:\Temp\src\sourcesの同名ファイルに上書きします。
 以下のコマンドを実行してください。なお、最後のCOPY以降は1行のコマンドです。表示の関係で途中で自動的に改行されているのでご注意ください。
 コマンドを実行すると、最後に「上書きしますか?」と聞かれるので、"y"を押して上書きしてください。

C:\temp\hotfix\Windows6.1-KB2990941-v3-x64.msu /extract:c:\temp\expandedfiles
EXPAND C:\Temp\expandedfiles\Windows6.1-KB2990941-v3-x64.cab -f:* c:\temp\expandedfiles\expandedfiles2
COPY C:\Temp\expandedfiles\expandedfiles2\amd64_microsoft-windows-imagebasedsetup-media_31bf3856ad364e35_6.1.7601.18615_none_ce34c7a79d7b1986\Hwcompat.txt C:\Temp\src\sources\

インストールディスクのISOイメージ作成

 Windows AIKから抽出したoscdimg.exeファイルを使って、ISOイメージを作成します。
 oscdimg.exeをC:\tempフォルダにコピーして(oscdimg.exeがパスが通っている所にあるなら、わざわざコピーする必要はありません)、以下のコマンドを実行します。
 このコマンドも1行です。実際にコマンドプロンプトで打つときは、途中で改行せずに1行で打ってください。

oscdimg -LTEST -m -u2 -bootdata:2#p0,e,bC:\temp\src\boot\etfsboot.com#pEF,e,bC:\temp\src\efi\microsoft\boot\efisys.bin C:\temp\src C:\temp\Win7.NVME.ISO

 上記コマンドを実行すると、C:\tempフォルダにWin7.NVME.ISOというISOイメージファイルが出来上がりますので、それを普通にDVDに焼いて、以降今まで通りにそのディスクをUEFIモードで起動して、Windows7のセットアップを行います。

 という事で、HARIBOTE6のお話はここまで。
 今のところはここで終わりですが、またネタが出来たら更新するかもしれません。